投稿日:2023.07.31 / 最終更新日:2023.08.10
自費出版で新たな表現方法、モノクロ+カラーページの魅力
目次
自費出版のモノクロ本で、一部だけカラーページを挿入する方法
自費出版の印刷プランを調べると「全部モノクロ」か「全部カラー」かのどちらかしかなく、「数ページだけカラーページを挿入したいのに」と困ったことはありませんか?
実は、らく楽自費出版工房では「モノクロ本の中に一部だけカラーページを挿入する」という画期的な印刷方法をひそかにご提供しております。
料金表にはメジャーなプランのみの記載とはなってしまっていますが、実は自費出版は自由度が高く、お客様のご相談に応じてひとりひとり、さまざまなカスタマイズが可能となっているのです。
印刷から製本までの自由度の高さにより、あなたの作品に深みや鮮やかさを追加することが可能となっております。
特別な入稿作業をしなければならないということもなく、ただご相談いただければ柔軟にご対応させていただいておりますのでご安心ください。
お問い合わせやLINEからのメッセージなどで詳しくご説明をすることも可能ですので、お気軽にお尋ねくださいませ。
詳しい料金や注意点、カラーページの活用アイデアなどはこの記事で詳しくご説明いたしますので、どうぞご覧ください。
モノクロ本の一部だけカラーページにする際の料金
モノクロ本(白黒印刷の本)で一部だけカラーページにしたい場合、料金はどのように変わるのでしょうか?
プラン変更のための高額な追加料金がかかるということはなく、ただカラーページにする枚数分だけ追加で費用を頂戴しております。
この場合、全体のページ数は普通に数えていただき、オプションとしてカラーページの金額を上乗せします。
カラーページの金額は本のサイズによって異なり、
・文庫判~A5サイズ:1枚あたり―¥44(税込) ・A5~B5サイズ:1枚あたり―¥66(税込) |
となっております。
カラーページの挿入は思ったよりも高額なオプションではないということがおわかりいただけたかと思います。
カラーページを挿入する際の注意点
カラーページの挿入は「1ページごと」ではなく「1枚ごと」となります。
つまり基本的に両面を使用することが前提で、片面のみカラーで裏面はモノクロをご希望の場合も、裏面を使用せず真っ白のままにする場合も、両面カラーの金額がかかります。
たとえばカラーページを10枚追加したい場合、10枚とも表面がカラーで裏面がモノクロや印刷なしの場合でも、10枚分の金額がかかるということです。
<金額の計算例> A5 100ページ 100部制作で、100ページのうち10枚(20ページ分)をカラーとする場合 ・基本料金:¥128,000 ・カラーページ追加:10枚 (10枚×100部×¥44)=¥44,000 ・合計:¥172,000 |
このような計算方法となります。
カラーページの枚数によってはフルカラーの方が安くなる場合もありますので、2パターンで見積りをしてみて、安い方をお選びいただくのが良いかと思います。
カラーページの挿入はまとめて一箇所に10枚なら10枚と固める必要はなく、章の扉に1枚ずつや、図表が入るページに飛び飛びで1枚ずつといった挿入も可能です。
モノクロ本の中に差し込むカラーページの活用例
モノクロ本の中にカラーページを差し込むことが可能だとわかれば、創作の幅が一気に広がることでしょう。
ここからは、モノクロ本の一部だけカラーページとする印刷方法の活用例や使用アイデアをご紹介していきます。
カラーページの使い方を工夫することで、読者を「あっ」と驚かせることもできますし、説明をよりわかりやすくすることもできます。
また、物語の世界観をより深く知ってもらえたり、強調したい内容を印象深く刻み込んだりすることもできるでしょう。
カラーページの活用アイデアをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ライトノベルの口絵にカラーのイラストページを入れる
ライトノベルでは、イラストが物語の大切な一部を担っています。
可愛らしいヒロインや格好良い主人公のイラストがあることで、読者に興味を持たせ、物語の世界に深く引き込むことができます。
ビジュアルは単なる添え物ではなく、読者にとって「その本を読むかどうか」を左右する場合すらあるのです。
商業ライトノベルではカラーイラストの使用は表紙だけに留まらず、巻頭の口絵として物語のワンシーンの描写や登場キャラクターの紹介がなされる場合も少なくありません。
自費出版ライトノベルでも、このように巻頭にカラーイラストを入れることで、より完成度を高め、商業出版のライトノベルと遜色ない出来映えにすることができます。
物語の世界へ踏み出す前に読者に強烈なインパクトを与え、これから始まる物語への期待を高めるために、口絵を活用してみてはいかがでしょうか?
自伝・自分史などで巻頭にカラーの写真を入れる
自伝や自分史は、筆者自身の人生や経験を描いた非常に私的な作品です。文字によってその経験を語ると同時に写真も使用することで、さらにリアリティを加えることができます。
著者近影としての写真の使用だけでなく、本文に出てくる印象的な風景や思い入れのある場所・人々など、読者により強く訴えかけたいメッセージをカラー写真に込めることができます。
もちろんモノクロ写真でも同様のメッセージを込めることは可能ですが、カラー写真の方がより色鮮やかに、リアリティたっぷりに伝えたい情景が伝わるでしょう。
現代ではモノクロ写真に馴染みがある人はあまり多くはありません。
カラー写真に慣れている読者が多いことを考慮しても、自伝や自分史の巻頭に挿入する写真をカラー印刷にするというのは、著書を手に取ってもらえる機会を増やし、内容の理解を手助けする手段だと言えるでしょう。
資料集で、図表やグラフをカラーで見やすくする
資料集や学術書など、文字だけでは伝えるのが難しい内容について、図表やグラフを使用することは少なくないでしょう。
この図表やグラフをカラーにすることで、より視認性が上がり、読者の理解を助けることができます。
たとえば項目が複数ある複雑なグラフや図表の場合、白黒のみでは要素の区別をつけにくく、読者がよく理解できなかったり、誤解してしまったりしてしまいます。
しかしこれをカラー印刷にすれば、ぱっと見ただけで要素の違いもわかりやすく、また、モノクロの紙面に突然カラーページが挿入されることによる驚きもあいまって、読者の注意を引き、理解を助けることができるでしょう。
著者が読者に伝えたいことをより伝わりやすくするためにカラーページを使用するというのは、カラーページの活用方法としておすすめの一つです。
中扉をカラーページにして区分けをわかりやすくする
カラーページは、読者の理解を手助けする以外の使い方もできます。
章ごとの区分けの中扉をカラーページにして、新たな章が始まるのだとよりはっきりと明示するというのも使い道の一つです。
中扉はイラストにしても、写真にしても良いでしょう。
章の内容を暗示するような、これからどんなことが書かれているのか読者が楽しみに感じられるような中扉のデザインができると素敵ですね。
カラーのページだけ用紙を変えることは可能なのか?
ここまでカラーページの活用法についてご紹介してきましたが、最後にカラーページを挿入する際に気になるであろう疑問にお答えしたいと思います。
自費出版では本文を印刷する用紙も自由に選ぶことができますが、モノクロのページとカラーのページで用紙を変えたいという方もいらっしゃるかもしれませんね。
らく楽自費出版工房では、見本帳に掲載している用紙であれば、カラーページだけ用紙を変えるという印刷方法にも対応可能です。
ただし、コートやマットコートなどを使用し、カラーページの枚数も多めの場合は、製本はPUR綴じにするのが安心です。
PUR綴じは通常の無線綴じよりも耐久性に優れており、本が綴じ目から破損しにくく、ページを開いたときにも自然に広がります。
詳しくは個別にご相談いただければ、カスタマイズ内容に合わせて本の綴じ方も適切なものをご案内させていただきますので、お気軽にお問い合わせや公式LINEよりご連絡くださいませ。