投稿日:2023.12.04
Amazonで本を売るときに最も大切なのはカバーと表紙
Amazonや楽天ブックスなどのネット書店で本を売るときに、カバーと表紙はただの装飾以上の重要な意味を持っています。
なぜなら、ネット書店では本を実際に手に取ることができないため、本のカバーや表紙が第一印象となり、本を買おうかどうしようかという気持ちに直接影響を与えるからです。
そのため私たちらく楽自費出版工房は、本を制作するにあたって、カバーと表紙のデザインを大切にしています。
この記事では、ネット書店で本を売るにあたって「どのようなカバーや表紙にすると良いのか」や「カバーや表紙でやってはいけないデザインの落とし穴」について解説しています。
目次
らく楽自費出版工房で作った本を売るのはAmazonと楽天ブックスがメイン
らく楽自費出版工房で制作した本は、TEMMA BOOKSというレーベルで販売されます。販売先は、Amazonと楽天ブックスがメインです。(街の書店で販売するには、別途書店流通オプションの費用がかかります)
Amazonと楽天ブックスの二箇所だけでも、幅広い読者層にアプローチすることが可能です。「本屋さんに置いてもらわないと本が売れない」ということは決してなく、Amazonと楽天ブックスという二つの巨大プラットフォームを上手く活用するだけで、充分に販売することができます。
ただし、ネットで本を売るには少しのコツが必要です。
ネット書店で本を売るには、第一印象が大切
Amazonや楽天ブックスのようなネット書店で本を売るには、第一印象がとても大切になります。
ネット書店では本を手に取ってもらうことができないので、カバーと表紙がその本の「顔」となり、読者の注意を惹きつける最初のポイントとなります。つまり、カバーと表紙がその本の「第一印象」となるということです。
第一印象が良ければ「どんな内容なのだろう」と興味を持ってもらえて、タイトルやあらすじを読んでもらえる確率が上がります。
もう少し詳しく解説をしましょう。
Amazonと楽天ブックスで売れる本を作るには見た目が大切
Amazonと楽天ブックスで売れる本を作るには、「見た目」つまりカバーと表紙のデザインが何よりも大切です。
どんなに内容の良い本でも、カバーと表紙のデザインがイマイチだと、あらすじすら見てもらえません。それは非常にもったいなくて、残念なことですよね。
らく楽自費出版工房ではネットで本を売るにあたって見た目がどれほど重要なのかを意識し、魅力的な色の使い方やイメージの選択、タイトルのフォントなどで読者の興味を惹くことに注力しています。
「クリック」し続けてもらうことの重要性とは
Amazonや楽天ブックスなどのネット書店で本を売るにあたって、乗り越えなければならない壁があります。
それは、「クリック」し続けてもらうということです。
読者が検索結果からあなたの本に興味を惹かれてクリックをし、さらに詳細ページを閲覧して購入をクリックし、カートに入った本の購入手続きをクリックしてもらわないと、本を買ってもらえません。この過程のどこかでクリックを止めてしまったら、本は売れません。
らく楽自費出版工房ではこの「クリック」の積み重ねの難しさを意識し、それぞれのステップで読者の関心を惹き続け、購入に至らせるためのカバーや表紙を作ることを心がけています。
これを一言でまとめるなら「面白い本だから売れるのではなく、面白そうな本だから売れる」ということです。
カバーと表紙を作る上で大切なデザイン戦略とは
カバーと表紙を作る上で、私たちが大切にしている戦略は二つあります。
- わかりやすさを重視する
- 想像力をかき立てる
このどちらか(あるいは両方)に当てはまるように、カバーと表紙のデザインを提案しています。
どちらにも共通することは、「この本は面白そう」だと思ってもらえるようにするということです。
カバーと表紙のデザインでは、中身となる書籍本文の魅力を伝え、読者の興味を惹きつけることを何よりも大切にしています。ネット書店では、数多くの本(=ライバル)が画面上に並んでいます。
そして、そのライバルたちも、もちろんおもしろい本のオンパレードです。
そこで「おっ」と思ってもらうためには、ストレートに本の魅力を伝えたり、好奇心を刺激したりするようなカバーと表紙のデザインが欠かせないのです。
シンプルながらも強烈な「わかりやすさ」
まずはわかりやすさを重視したデザインについて、深掘りしていきましょう。
わかりやすさ、これを一言で言い換えると「そのまんま」ということになります。このパターンのデザインを選択する場合、タイトルも「そのまんま」であることがデザインの魅力を引き立てます。
タイトルも含めたカバーと表紙デザインを、本の内容そのまんまにすることで、本のテーマやジャンルが一目で理解できます。無茶な冒険をしないので、売れ行きが極端にバットな結果になることは滅多にありません。
弊社の作品で言うと「日本宗教卒業国文化論」がわかりやすさを追求したデザインになっています。
読者の心を掴む「想像力を刺激するデザイン」
一方で、想像力をかき立てるデザインについてはどのようなものがあるでしょうか?
これは言い換えると「含みを持たせる」と言っても良いかもしれません。想像の余地を残して「これは何を意味しているのだろう」と思わせることで読者の興味を惹きます。
ストーリーの背景やテーマを暗示するデザインにすることで、読者が内容についてつい想像したくなり、興味を持つきっかけとするのです。
わかりやすさ重視のデザインと違い極端な売れ行きになるケースが多いですが、高い評価を得られることも実は多いのです。ある日突然売れ始めるというも、このパターンには多いです。
弊社の作品で言うと「甘いレモンの罪とバチ」にこの手法を使っています。
やってはいけないデザインの落とし穴
ここまでネット書店で本を売るためにおすすめのデザインについて紹介してきましたが、一方で避けるべき落とし穴のデザインも存在します。
避けるべきデザインは以下の二つです。
- 過度な抽象性
- 誤解を招くデザイン
らく楽自費出版工房ではこれらの落とし穴のデザインを避け、書籍本来の魅力を引き出したデザインにすることであなたの本が売れるようにサポートしています。
文字だけで見ると「そんなデザインになんかしないよ」と思われるかもしれませんが、自分の作品に自信があると、つい抽象的なデザインにしてしまいたくなったり、結果的に誤解を招くデザインになってしまったりするものなのです。
商業出版で売れている本の中には上記の落とし穴に当てはまっているにも関わらず売れ行きが良い本もあるので、ついマネをしたくもなるのでしょう。
それぞれの落とし穴について、簡単に解説していきます。
過度な抽象性
適度に抽象的なデザインは、想像の余白を残して読者に興味を持たせる効果があります。しかし、この「抽象的」が度を過ぎてしまうと、「ただわかりにくいだけ」になってしまいます。
たとえば、抽象的を求めすぎて
- タイトルだけを逆さにする(遊びでするのはOK)
- タイトルを反転させる
- 黒バックに黒色でテキストを入れる
というものもしばしば見かけます。
これがいけないという訳ではありませんが、これで売れるのは「名前だけで売れるような有名作家」だと思ってください。これで売れるようにするのは「難易度最高レベル」なのです。
まだ充分な実績がない人は、抽象的すぎるデザインは避けた方が無難でしょう。
誤解を招くデザイン
抽象的になりすぎて、誤解を招くようなデザインになってしまうこともしばしばあります。
たとえば、「のぞみ125号殺人事件」というタイトルの本なのに、表紙には生まれたばかりの赤ちゃんの写真が1枚掲載されている……ということも。これでは一見して何なのかわかりませんよね。
「普通こんなことするか?」と思われるかもしれませんが、これが案外やってしまう人が多いのです。奇を衒ったデザインにすることで目立ちたいという思いが強くなってしまうと、それがわかりにくさに繋がってしまいます。
本の内容と直接関連しない、または誤解を招きやすいビジュアルを使用することは避けましょう。人は、直感的に判断できないものは拒否してしまいます。
どんなに内容が良い本でも、カバーと表紙が中身に関係がなく、読者の期待を裏切るようであれば、売れ行きが伸びなかったり、売れたとしても良いレビューがつかなかったりしてしまいます。
まとめ:らく楽自費出版工房の深いこだわり
私たちらく楽自費出版工房は、カバー・表紙の作成を最重要項目としています。本の内容を勘案しつつ、「クリックしてもらう」ことを第一のミッションとして制作しております。
こちらに弊社で作成してきた書籍各種を掲載しておりますので、一度ご覧いただけますと私たちのこだわりがより伝わりやすいでしょう。
実際に本を手に取って立ち読みすることができないネット書店を中心に販売するからこそ、「売れるデザイン」を追求しているのです。
らく楽自費出版工房は「単なる自費出版」ではなく、基本料金の範囲内でこうした部分にもこだわって、本を制作させていただいております。
本当は、これだけじゃない! カバー・表紙作りの重要視しているポイント
実は、カバーや表紙作りには、これ以外にも重要にしているポイントがあります。
これに気付いてから、らく楽自費出版工房のレーベル「TEMMA BOOKS」の売れ方がワンランクアップしたと実感しています。
それは何かというと……
らく楽自費出版工房に依頼されて、表紙作りの過程を見てもらえればわかります。