投稿日:2022.12.21
観光ガイドやタウンガイドは素人の出版が実はミソ!?街の穴場を紹介すべし!
観光ガイドやタウンガイドといったものは、その土地その土地に根付いた出版社が出版していることが多いですね。
カフェならこの月刊誌、ラーメンならこの季刊誌、と「定番のもの」が決まっている地域も少なくないと思います。
けれど、本当にその出版物でおすすめのお店が網羅できているでしょうか?
「大きい雑誌に掲載されるのはちょっとな~」なんて店主さんもいらっしゃったりして、「実はおすすめなのに!」というお店が紹介できていないことだってあります。
雑誌に紹介するには「ある程度キレイでまとまっているお店」じゃないと駄目だったりもして(つまりは雑誌の企画として通りやすい店ということですね)、そうするとどうしても抜け落ちてしまうお店というのが出てきてしまいます。
そこでおすすめしたいのが、私たち素人による観光ガイド・タウンガイドなのです。
ぜひともあなたのおすすめのお店を紹介していただきたく、今回の記事を執筆させていただきました。
おすすめのお店がある方、食にはちょっとうるさいんだぜ、という方、どうぞご覧ください。
目次
観光ガイドやタウンガイド出版の意外な盲点
大きな観光ガイドやタウンガイド出版では、書き切れないほど街には多くの店があります。
小さなお店ひとつひとつまで取り上げてしまうと、「雑誌で企画されていたから」とお店にお客様が殺到してしまい、お店の方が困ってしまうということも。
そんな事態を避けるためにも、観光ガイドやタウンガイドではある程度紹介するお店の取捨選択を行っています。
「けれど本当はこのお店を紹介してほしい」というお店があると思います。
私もあります。
誰にも教えたくないけれど知ってほしい、そんな複雑な思いを抱えた大好きなお店が。
個人出版の、少数部数の観光ガイド・タウンガイドであれば、本に「ピン」と来てくれた同好の士のみがお店を見つけて訪れてくれます。
大きなタウンガイド・観光ガイドでは紹介できないお店が実はかなり多いというのが意外な盲点です。
そして、大きな雑誌では紹介できないお店に「ピン」と来る同好の士を集めるのに、個人出版のちょっとマニアックな観光ガイド・タウンガイドというのは大きな役割を果たすのです。
その土地に住む人ならではのローカル視点が役に立つ
大きな観光ガイド・タウンガイドに対抗して、広い地域をカバーする必要はありません。
ページ数も多くなくていいです。
50ページ以下の、小冊子くらいのサイズでも良いでしょう。
いっそZINEやリトルプレスなんかも良いです。
(ZINEやリトルプレスのご出版も、お気軽にご相談ください)
持ち歩きながら街をぶらぶらできるサイズも重宝されます。
ランチパスポートのようにクーポンなんてなくても、ただ価値のある情報があるというだけで持ち運ぶ意味があるのです。
個人で出版する観光ガイド・タウンガイドは「広い地域をカバーする必要はありません」と書きましたが、本当に狭い地域で良いのです。
自宅がバレてしまうから、あまりにも近所の紹介というのも問題があるでしょうけれど、最寄り駅やよく利用する駅周辺ですとか、よく遊びに行く場所ですとか。
「自分が濃く知っているエリア」に絞って、狭く深く濃くレビューをするのです。
実際にどのような観光ガイド・タウンガイドだったら需要があるのか、例を見ていきましょう。
出版例①狭い地域に限ったおいしい穴場食堂
まずは
○○町×丁目! とか
▼▼駅前! とか
とにかく狭い地域に限ったおいしい穴場食堂に絞ったガイド本です。
会社員がランチをするお店が密集しているエリアなんてのも良いでしょう。
いつも人気で並んでいる店はあちらのA店だけれど、穴場のB店が実はおいしくて……なんてのもよくある話。
こういうのは
・安い!
・早い!
・美味い!
の3点が揃っていると、更に喜ばれます。
出版を考える時は、女性向けよりは男性向けのちょっとごちゃっとしたような印象の紙面でまとめ上げると良いでしょう。
あまり小綺麗にまとめすぎず、「安そう」「でもめっちゃ美味そう」「で、ボリュームあるね」なんて感想がもらえるように写真も添えると良いでしょう。
出版例②俺だけが知るおすすめセンベロタウンガイド
先ほどの例が会社の昼休みだとしたら、今度はアフターファイブ、アフターシックスです。
日頃の疲れを癒やすのにぱーっと飲みたい、けれどお小遣いもそんなに多くない。
そんな人たちに向けて、センベロ(1000円でベロベロになれるお店)に絞ったガイドを出すのも良いでしょう。
お店の場所とメニュー、価格帯がわかりやすいと良いです。
食べ物はおつまみ類に限るのか、夕食になるような食事メニューもあるのかがわかると助かりますね。
表紙デザインは、ぱっと見はかっちりしたものが良いでしょう。
奥さんに見つかった時に、「またアンタは飲み歩いて!」って叱られてしまう可哀想な旦那さんを一人でも減らすために。
出版例③こだわりの味噌ラーメンガイド
地域に絞るのも良いですが、品目で絞るのも良いでしょう。
「実は俺、味噌ラーメンだけは人よりもこだわりが強くて……」
なんてもの、誰にも何かしらあるのではないでしょうか?
もちろんこれは、味噌ラーメンに限った話ではありません。
中華でも、イタリアンでも、オムライスでも、お寿司でも、何でも当てはまります。
スイーツ、ケーキ、クッキー、マカロンなんてのもいいですね。
チェーン店ではない個人店を歩きに歩きまくったあなただからこそ書ける、究極のお店紹介がきっとここにあるはずです。
これだけは、地域を狭めなくても良いです。
行ける範囲でおすすめのお店を極めましょう。
出版例④○○駅近辺限定!のガイド
駅から近い、バス停から近い、というのはやはり少し遠くから訪れる人にとっては大きな価値を持ちます。
電車やバスで移動してきて、そこから更に歩かなければならないとなるとげんなりしてしまいますからね。
狭い地域に絞ったガイドでも紹介しましたが、特定の駅近辺限定のタウンガイド・観光ガイドというものはニッチな需要があります。
自分がそこに住んでいる、もしくはよくそこを訪れるというのであれば、ぜひお店を開拓してみましょう。
「知る人ぞ知る」というようなひっそりこっそりしたお店が見つけられればこちらのものです。
ここにしかない情報が得られたということになります。
定番のお店を紹介するのは大きな雑誌に任せて、隠れ家的なお店を中心に紹介してみましょう。
出版例⑤自分にしか書けないお気に入りの店ガイド
こだわりの味噌ラーメンガイドの項目でもご説明しましたが、「これだけは譲れない」というものがあるはずです。
食べ物屋さんでなくても構いません。
ヘアケアにこだわりがあるから、県内の美容院を徹底比較してみた! でも良いのです。
ホテルに泊まるのが好きだから、○○エリアのホテルを比べてみた! も需要があります。
まだ知られていない、県内のインスタ映えスポット! なんかあればいきたくなりますね。
他にも温泉やサウナはブームもあって、追い風のジャンルですね。
「自分はこれだけは負けない」というジャンルを見つけて書いてみてください。
きっとあなたにしか書けない世界に一冊のガイド本ができあがることでしょう。
マニアックなローカル観光ガイド・タウンガイドは少数出版がおすすめ
ここまでニッチなローカル観光ガイド・タウンガイドの出版をおすすめしてきました。
マニアックなローカル観光ガイド・タウンガイドは大量の売上げを上げることは難しいですが、その地域に住む人や、その地域に観光に行く人、出張に行く人などに需要があります。
少数部数での出版がおすすめなので、少数部数からでも印刷が可能で、業界最安ランクの価格を誇るらく楽自費出版工房での出版がおすすめです。
らく楽自費出版工房での出版では、本として出版するために必要なISBNコードの取得費用が最初からコミコミ価格であったり、Amazonへの出品に追加の手数料は必要ありません。
街中の書店にも陳列したい場合は別途追加の料金をいただいているのですが、このようなマニアックな本は、街中の書店に置くよりもAmazonで販売し、口コミで人気を広げていくのが向いているでしょう。
「こんなにマニアックな本にしちゃって大丈夫かな?」
と心配になるくらい、マニアックでニッチな本に尖らせてしまって大丈夫です。
尖った長所がある方が、狭い範囲の人の心にビシッと刺さるものなのです。
・お気に入りのお店がある
・誰かに紹介したいくらい大好きな地域がある
・誰にも負けない好きなことがある
そんな方は、ニッチでマニアックな観光ガイド・タウンガイドの執筆に向いています。
「出版してみたいけど、自分でも書けるだろうか?」
と心配な方は、まずはお気軽にご相談ください。LINEでのお問い合わせも承っておりますよ。