投稿日:2022.02.24 / 最終更新日:2022.07.05
出版物によく使われる判型(サイズ)をおさらい
自費出版であれ何であれ、出版物を作る上で切っても切っても木っ端微塵に切り刻んでも切り離せないこと、それは「判型(サイズ)」ですね。寸法ともいいます。
サイズを決めないことにはどうにもならない出版物。らく楽自費出版工房のサイト内でも掲載しておりますが、改めておさらいをしましょう。
一般的な紙のサイズとはちょっと違う、本・書籍独特のサイズというのもあるので、それも含めておさらいをしましょう。
本のサイズは目的によって大きく変わる
本にはサイズがあります。言うまでもないですが、
サイズがある限り、一枚の紙面に載せられる「情報量」には限界があります。
その限界をどう活かすかが、本作りの醍醐味です。
とはいっても、その本をどこでどう使うかという「シチュエーション」によってサイズは大きく変わります。
出版物のメインになる判型は9通り
出版物において、メインとなっている判型は9通りあります。細かく分ければもっとたくさんありますが、これから紹介する9通りの判型を理解していれば、国内の出版物の大半はまかなえると思います。
A4判
主に雑誌・写真集・美術集・図鑑・論文などがメインです。
サイズが大きいため、どこでも読むためにというよりも、家でじっくりと読むようなものに適しています。
B5判
主に雑誌・ムック本などがメインです。
これもサイズが大きいため、どこでも読むというわけにはいきません。家でじっくりと読むようなものに適しています。
菊判
学術書や上製本で作られた本に多いです。
かばんにはスッと入りますが、取り出すやすさでいうと、ちょっと大変。
サイズ感的に豪華さを感じさせるサイズです。
これも家でじっくりと読んでほしい時のサイズです。
A5判
いわゆる並製本の書籍で多く使われています。A4の半分のサイズです。
小さめで扱いやすいですが、ポケットにインとまではいきません。
「カフェでブレイク」みたいな時にちょうどいいですよね。
理由はわかりませんが、居酒屋で一人呑みを満喫している人の中で、なぜかこのサイズの本を読みながら熱燗を呑んでいる人が多いですよね。
四六判
このサイズになると、ほぼほぼ単行本です。すべてにおいて「ちょうどいい」のがこのサイズ。持ち運びやすく、開いた時の手に収まる感じもちょうどいい。情報量もそれほど多く入るわけでもなく、かと言って少ないわけでもない。「いい塩梅」と言えるでしょう。
小B6判
ほぼほぼ少年マンガ・少女マンガに使われているサイズです。
「小B6判」というサイズを聞くことはなくても、ものすごく馴染み深いサイズです。
マンガ以外でも使うことは全然おかしいことではありません。
B6判
単行本でもよく使われていますし、青年マンガやレディースマンガ、コンビニコミックなどはこのサイズ。B5の半分のサイズで扱いやすいサイズです。
新書判
「●●新書シリーズ」などでよく使われている、やや細めのスタイリッシュなサイズです。収まりは抜群。一般の紙の規格からは外れるので、なじみにくいのかなと思わせておいて、実は読みやすくていいサイズ感です。
どちらかというと、比較的ページ数は100ページ弱の少な目のものが多いのが特徴。
文庫判
A6サイズともいいます。ハガキよりも気持ち大きいサイズです。A5の半分です。
ここまでくると、ポケットにもスッポリ収納で、まさに「いつでもどこでも」のサイズです。もちろん水の中では読めません。お風呂では読めませんが、トイレの中ではがっつり読めます。
1ページあたりの文字量をそれほど多く載せられないので、パッパとページをめくっていけることも好印象。想像以上に「読みごたえ感」があるサイズ感です。
らく楽自費出版工房ではどの判型を扱っているのか?
らく楽自費出版工房では、上記の判型はすべて可能ですが、A4・B5・菊判に関しては料金表ができておりません。
A4・B5・菊判での出版をご希望でしたら、別途お問い合わせいただければ、お見積り書を発行いたします。(サイズを問わずフルカラーで出版をご希望の場合も同じく別途お見積書を発行いたします)
らく楽自費出版工房では、きまった判型にこだわらずA4~文庫判まで1mm単位でサイズを調整できますので、見たことのないような変形サイズのものでも、お問い合わせください。
ビックリするようなサイズで自費出版でAmazonで販売したいとお考えでしたら、お気軽に「らく楽自費出版工房」にお問い合わせください。らく楽自費出版工房は、装丁デザイン代・本文レイアウト代・Amazon販売手数料、コミコミ価格でご提供しています。