投稿日:2022.06.16 / 最終更新日:2023.11.07
小説家を目指すなら、自費出版はすべき?おすすめな場合とやり方を解説。
プロの小説家を目指すなら、新人賞からのデビューが一般的ですね。
一方で、自費出版はあまりおすすめできないとの情報も出回っています。
果たして、本当にそうでしょうか?
この記事では、実際に小説家を目指したことのある筆者が、自費出版がおすすめな場合とそうでない場合を解説します。
また、小説の自費出版を考えている方のために、自費出版のやり方もお教えします。
小説を出版したい方に役立つ情報を掲載しておりますので、ぜひご覧くださいませ。
目次
小説の自費出版がおすすめな人、おすすめじゃない人とは?
プロの小説家としてのデビューは新人賞からが一般的ではありますが、自費出版から有名小説家になった例もあります。
「そんなのあったっけ?」と思う方も多いでしょう。
作品が有名になっても、それが自費出版だったということはあまり知られないので、自費出版から有名小説家になったという事実は広まりにくいのです。
自費出版から有名になった作品といえば、たとえば、
- 山田裕介氏『リアル鬼ごっこ』
- 島田洋七氏『佐賀のがばいばあちゃん』
といった小説は、実は自費出版から注目を集めて商業化されました。
自費出版からでも、うまく話題になることができたり、面白さに気付いてもらえたりすると、大量重版や映画化も不可能ではないのです。
もちろん、一作目が自費出版でうまくいけば、出版社から声がかかり二作目からは商業デビューも可能です。
自費出版は趣味の範囲でやるものというイメージの方もいらっしゃるかもしれませんが、実は作家デビューという夢の後押しになる可能性も秘めているのです。
自費出版するのをおすすめできる場合
ここまで自費出版から有名小説家になった例を述べてきました。
作品の個性が際立っていて面白く、うまく世間の注目を集めることができれば自費出版でもいわゆる「成功」を掴むことができるのです。
作品の個性が際立ちすぎる場合、世間に受け入れられるかどうかは「賭け」になります。
『リアル鬼ごっこ』の例がまさにそうでしょう。
個性の尖った作品を積極的に受け入れている出版社・新人賞もありますが、そうではないところも多数あります。
いくら自分で「この作品は面白い」と思っても、個性的すぎると世間に受け入れられるかを出版社が心配してしまい、新人賞では良い結果となりにくいのです。
ですので、自費出版がおすすめな人は
- 自分の小説の面白さにとにかく自信がある人
- 新人賞とは相性が悪く、本来の評価を得られていない人
- どうしても、何がなんでも自分の小説を世に出したい人
- 実際に出版をすることで世間の反応を見て、腕試しをしたい人
などです。
「どうしても出版して小説家を名乗りたいんだ」という思いの切実さや、「この小説は絶対売れる!」という自信の強さがある人には、自費出版という選択肢が合うでしょう。
自費出版するのをおすすめできない場合
一方で、自費出版でのデビューをおすすめできない人もいます。
既に新人賞に何度か投稿していて、手応えを掴めている人は焦らずに新人賞からのデビューを狙うのが一般的です。
新人賞で受賞とまではいかなくても、最終選考や三次選考など選考の後半まで作品が残るような場合は、「拾い上げ」といって、受賞していなくてもデビューできる場合があります。
選考の過程をウェブ上に掲載している新人賞を見てみると、実際発売された小説の作者名を選考結果の中で見つけることがあります。
実際にライトノベル系の新人賞であった例ですが、前年度は最終選考で落選した小説家志望の人に担当編集がつき、翌年度の新人賞で見事大賞を受賞。
二作目として出した作品もSNSから大ヒットにつながり、三作目はハードカバー単行本での出版となったという波に乗った事例もあります。
つまり、自費出版をおすすめできない人とは
- 新人賞に投稿した結果が良く、もう何度か挑戦すればデビューが見えてきそうな人
- 完成した原稿があるが、よりブラッシュアップして他の新人賞に使い回したい人
- 受賞はしていなくても、担当編集がついている人
など、比較的早めにプロデビューの可能性が高い方は、焦って自費出版をすることはあまりおすすめできません。
小説を自費出版する方法は簡単。プロにお任せでAmazonや書店に流通させられる。
小説の自費出版には、悪いイメージがある方も少なくはないと思います。
「小説家になりたいという夢を食い物にして稼いでいる」
「値段が高く、出版しても費用が回収できない」
などといった金銭面での不安が多いでしょう。
もちろん残念なことながら、これらの悪評の一面が実際にあることもたしかです。
しかしらく楽自費出版工房では、業界内でも格安の金額での自費出版を請け負っております。
本当かどうか疑っている方は、ぜひ一度【価格表】をご覧ください。
その上で今、お手元の原稿をもしも自費出版するならいくらくらい費用がかかるのだろう? と疑問に思われた方は、お気軽に【概算見積】をしてみてください。
概算見積では個人情報の入力は不要で、部数やページ数・オプションの設定などを簡単に変更して価格を比較することができます。
いかがでしょうか?
他社様での自費出版と比べて費用が安いことがわかっていただけるかと思います。
安心して自費出版をしていただける環境であることをご理解いただいた上で、らく楽自費出版工房での自費出版からAmazonや書店に流通させる仕組みをカンタンにご説明します。
(詳しくは【出版までのしくみ】のページをご覧いただくと、らく楽自費出版工房での出版までの工程の全てがわかります)
らく楽自費出版工房では、原稿さえできあがってしまえば、数度の打ち合わせと著者校正を行うだけで小説を出版することができます。
慣れていないと難しい組版やレイアウトは、提携している出版社にてプロがご提案させていただきます。
Wordなどの文書作成ソフトや、Windowsに標準で搭載されている「メモ帳」などを使って、ベタ打ち(段落だけ分けて、ひたすら入力していく作業)をしたファイルさえお渡しいただければ、あとはこちらにお任せください。
読みやすく、目を惹く。そして何よりあなたの小説の魅力を最大限に引き出すレイアウトを一緒に考えていきましょう。
著者校正は二段階。
本文レイアウトの校正が二回までと、装丁のデザインの校正が一回です。
(追加の校正には別途料金がかかります)
校正に入る前の打ち合わせの段階で、著者様のイメージを詳しくお伺いし、イメージとかけ離れたレイアウトにならないようにご提案します。
その後印刷された本は、Amazonに流通させられるほか、オプション設定で書店での販売も可能になります。
全冊をAmazonで販売するのではなく、一部は著者様のほうに納品することも可能ですので、そのような方法もご検討ください。
実は、小説をAmazonや書店で販売するためには、ISBNコードと書籍JANコードという二種類のコードが必要となるのです。
らく楽自費出版工房ではISBNコード(※書籍を識別するための記号・番号)と書籍JANコード(※書籍用のバーコード)を取得して出版できるので、Amazonや書店に流通させることができます。
弊社では、【TEMMA BOOKS】(出版者コード:911105)という自社レーベルがありますので、そちらから出版することになります。
※書店様への流通に関してはこちらをご覧ください。
あなたの小説が、Amazonや街の本屋さんに並ぶのです。
自費出版と同人誌の大きな違いはここで、同好の身内以外にも作品を手に取ってもらえるチャンスが広がるのです。
「ちょっと自費出版が気になってきたかも」という方は、どうぞお気軽に【お問い合わせ】や【Zoom面談(予約制)】から詳しくお話を伺っていただけるとうれしいです。
直接話をするのはちょっと緊張する……という方には、まずはハードルの低い【資料請求】をおすすめしております。
小説の自費出版では、印税ではなく売上分配金が発生する。
いざ出版をしたら、気になるのが印税のお話ですよね。
実は自費出版では、印税は発生しません。
その代わりに売上分配金が発生し、書籍の売上から経費の50%を除いた50%の金額が著者様に支払われます。
売上分配金に関する詳しいことは⇒【らく楽自費出版工房が選ばれる5つの理由】のreason5をご覧ください。
商業出版の一般的な印税が5~10%と言われている昨今では、商業出版も決して「おいしい話」とは言えなくなってきています。
書籍はどんどん売れなくなっていくのに、毎月、毎日新しい本が売り出されていきます。
Amazonのような巨大な倉庫と流通システムを持っているならともかく、街の小さな本屋さんでは、店頭に置ける冊数も限られてしまいます。
売れなかった本は返本となってしまい、汚れや傷がついていたら売り物にならなくなってしまいます。
そういうことを考えると、デフォルトではAmazonのみで流通させるシステムとなっているらく楽自費出版工房での自費出版は、実に理に適っているのです。
現在は、楽天ブックスでも、弊社の本を取り扱って頂いております。
Amazonではレビューや「あなたへのおすすめ」といった機能により、出版された本が埋もれにくい工夫がなされています。
誰かのレビューやおすすめ機能からあなたの小説に目を留めてくれた方が、本を買ってくれるかもしれないのです。
その他、ご希望の方にはらく楽自費出版工房のウェブサイトからAmazonの販売ページにリンクを繋げますので、そこでもチャンスが生まれるかもしれません。
そうして本が売れていくと、売上分配金が支払われます。
売上分配金は、出版から半年が経ったタイミングでお支払い金額が5,000円を超えていた場合に支払われます。
5,000円に満たない金額については、契約が満了する際に支払われます。
一冊1,000円のソフトカバー単行本を発行したとしたら、10冊売れれば売上分配金が支払われます。
これは決して、非現実的な金額ではないですよね。
「自分の小説ならもっと売れる!」と思われる方も少なくはないと思います。
格安で小説を自費出版したいなら、らく楽自費出版工房がおすすめ。文庫本も新書本も製作できます。
らく楽自費出版工房は、日本国内でも特に格安で自費出版を承っている出版社です。
文庫本や新書本など、一般的なサイズのソフトカバー本を出版することができます。文庫判サイズ~A5サイズまで、料金は同じ料金です。
ハードカバーに関しては掲載しておりませんが、ご相談いただけましたら印刷可能です。
その他、料金表に掲載されていないサイズ・仕様の小説に関しましても、遠慮なくご相談くださいませ。
こちらからお気軽にお問い合わせください⇒【お問い合わせはこちらから】
まずはお気軽に、仕様を選択するだけで見積ができる【概算見積】をご利用ください。
「興味があるなぁ」程度の軽いお気持ちでも大丈夫です。
私たちと共に、夢への一歩を踏み出していただければうれしく思います。
らく楽自費出版工房は、熱い想いで小説を書いているみなさまに、自費出版という側面から全力で応援いたします。