投稿日:2022.04.01 / 最終更新日:2022.09.02

自費出版の費用を抑えるコツ、「アンソロジー」とは?

自費出版の費用を抑えるコツ、「アンソロジー」とは?

小説や詩、俳句などを出版する夢を叶えたいと思っている方は多くいらっしゃると思います。

あなたもそんな中の一人でしょう。

 

商業作家としてデビューできればそれに越したことはないけれど、商業デビューは狭き門。

どうしても夢を叶えたいなら、自費出版も視野に入ってきますね。

 

しかし自費出版は、高額な費用がかかるイメージがあると思います。

 

そこで、自費出版の費用を抑えるためにオススメなのがアンソロジーという出版形態です。

 

この記事ではアンソロジーとは何かという説明から、何故アンソロジーにすることで費用が抑えられるかのしくみまでを丁寧に解説します。

 

 

アンソロジーとは、「異なる作者による作品を集めたもの」

アンソロジーとは、「異なる作者による作品を集めたもの(Wikipedia)」です。

また、同一作家による作品集を指す場合もあるようですが、今回の記事では前者の意味で扱います。

 

異なる作者による作品を集めたもの。つまり、複数人の作者が集まってお金を出し合い、自費出版を行うということです。

 

費用を抑えるという面からのみ見れば、アンソロジーで出す作品はそれぞれの作者ごとに全くテイストが異なっていても構いません。

小説を書く作者もいれば、詩を書く作者もいて、俳句を書く作者もいる。

 

けれど、基本的には複数作者によるアンソロジーは、同一ジャンルで、特定のテーマに合わせたものを指します。

例えば「恋愛小説」にテーマを絞ったアンソロジーなどです。

 

 

アンソロジーにすることで自費出版の費用が抑えられるしくみを解説

らく楽自費出版工房の自費出版では、

  • ページ数が多くなればなるほど1ページあたりの単価が安くなる
  • 印刷冊数が多くなればなるほど1冊あたりの単価が安くなる

という特徴があります。

 

らく楽自費出版工房 料金表

 

ご覧のとおり、料金表を右に行けば行くほど、または下に行けば行くほど、費用の上がり度合いが下がります。

ページ数・冊数にそのまま比例する訳ではないのですね。

 

なので、複数人のアンソロジーでページ数を増やしたり、印刷冊数を増やしたりすることで一人あたりの負担額を下げることができるのです。

 

 

例1:1人あたり40ページの作品を10部ずつ出版する場合

まずは、1人あたり40ページの作品を10部出版する場合で考えてみましょう。

1人の場合と、10人で10倍の400ページ、100部出版する場合を比較します。

 

1人で [B6サイズ/本文モノクロ印刷/40ページ/10部/カバーなし] を作成…¥83,000

40ページ10冊

 

10人で [B6サイズ/本文モノクロ印刷/400ページ(1人40ページ割り当て)/100部(1人10部を配布)/カバーなし] を作成…¥250,500

1人あたりの負担額は¥25,050

 

400ページ100冊

 

この場合だと、ほぼ3割の金額で出版することができるのです。

 

21人あたり100ページの作品を合計100冊出版する場合

次に、印刷部数100冊というのは固定して、1人あたりのページ数を100ページで出版する場合を考えてみましょう。

1人の場合と、3人で300ページの場合を比較します。

 

1人で [B6サイズ/本文モノクロ印刷/100ページ/100部/カバーなし] を作成…¥118,000

100ページ100冊

 

3人で [B6サイズ/本文モノクロ印刷/300ページ/100部/カバーなし] を作成…¥213,500

1人あたりの負担額は¥71,167

300ページ100冊

 

この場合でも、ほぼ6割の金額で出版することができるのです。

詳しくは「料金表」をご参照ください。

 

アンソロジーを出版する仲間をSNSや公民館の趣味サークルで見つけよう

「アンソロジーで自費出版した方が費用が安い」と言っても、一緒にアンソロジーを作る仲間はそう簡単に見つからないよ、と思われるでしょう。

お金や契約の絡むことなので、信頼のできない相手と組んで途中で連絡がつかなくなってしまっても大変です。

 

けれど、そうやって指を咥えていてもいつまでも何も始まりません。

 

まずは創作を趣味としているSNSアカウントがあれば、「一緒にアンソロジーを出版しませんか?」と一言ツイートしてみるだけでも良いでしょう。

 

市の公民館などで行われている趣味サークルで、同好の士を探すのも良いかもしれません。

リアルの繋がりがあれば、インターネット上のつながりで契約をするよりも身元がわかる分安心感も得られるでしょう。

 

まずは小さな一歩でも良いので、踏み出してみることが大切です。

 

アンソロジーに向いているジャンルは?

複数人で費用を分担して出版する、という形式であればジャンルはごちゃ混ぜでも良いかもしれませんが、それだと読む人が混乱してしまうものです。

あれもこれもと入っていると、「小説は読みたいけれど俳句は読みたくないや」のように読者が離れていってしまう可能性もあります。

 

結果的に売れなくなってしまえば、それはもったいないことです。

 

やはり、一定のテーマやジャンルのもとで作品をまとめた方が、一冊の本としての完成度も上がります

 

ここでは、アンソロジーに向いているジャンルを解説します。

 

①小説

小説は定番のジャンルです。

短編集にしても良いですし、中編・長編小説をアンソロジーにしても良いでしょう。

 

恋愛小説、青春小説、ファンタジー、純文学、テーマもさまざまです。

 

同じジャンルが好きな人同士で集まって、どのような作品を作るか相談しあうのもとても楽しいでしょうね。

 

②句集、歌集、川柳集

百人一首とまではいかなくても、古来より句集・歌集は存在していました。

複数人の詠み人で句集・歌集・川柳集を作るというのも作家性が際立って良いものだと思います。

 

作家ごとに章を分けても良いですが、敢えて順不同に混ぜることで、それぞれの作家の持ち味が見えてくる場合もあると思います。

 

また、らく楽自費出版工房では「らく楽句集歌集」という俳句・川柳・短歌に特化した特別プランをご用意しています。

このプランを使えば更にお得にアンソロジーが作れるので、後ほどご紹介しますね。

 

③写真集

アンソロジーはモノクロ作品集に留まりません。

写真集だって、アンソロジーにして良いのです。

 

一定のテーマを決めた写真集でも良いですし、それぞれの写真家の渾身の作品を集めた写真集でも良いでしょう。

 

「写真集」というジャンルだけで充分統一感はありますので、無理にテーマを狭める必要はありません

自由に表現し、本にまとめても素敵だと思います。

 

④エッセイ

エッセイのアンソロジーは、面白いものになるでしょう。

 

一人の作家のエッセイを読んでいても、その人の人生観が見えてきたり、面白おかしく日常が綴られたりしていますが、複数人のエッセイを読めば読み応えはバツグン

 

読者はさまざまな人生観に触れることができ、それぞれの作家の切り口から見た日常を楽しむことができます。

 

エッセイに自信のある作者が集まったアンソロジーは、特におすすめのジャンルのひとつです。

 

⑤イラスト集

写真集が良ければ、イラスト集のアンソロジーも可能です。

 

水彩画・油彩・デジタル絵などイラストにはジャンルがありますが、それは統一した方が読者が読みやすいかもしれません。

 

近しい創作方法で創作しているイラストレーターさん同士でアンソロジーを作り、イラスト集として販売をすれば、それぞれのイラストレーターさんのファンが購入してくれるので、一人でイラスト集を出版するよりも売上げを上げやすいです。

 

イラスト集はそこから仕事に繋がりやすいジャンルでもあるので、ファン層の重ならないイラストレーター同士でコラボレーションをするのも良いかもしれません。

 

⑥レシピ本

写真と文字で彩るレシピ本も、アンソロジーでの出版に実は向いているのです。

 

お弁当・作り置きレシピ・お菓子などジャンルは揃えた方が、読者のニーズは高まるでしょう。

 

商業出版のレシピ本でも、レシピサイトで人気のレシピをまとめたレシピ本であればアンソロジーのように複数の料理研究家などのレシピが紹介されています。

 

料理には味の好みがあります。

一人の料理研究家さんが出したレシピ本で味の好みが合わなければ一冊丸ごと買い物が無駄になってしまいますが、アンソロジーであれば複数人の料理人のうち一人でも好みに合うものがあれば、レシピ本として活用することができます。

 

読者のためにも、味の幅が広がるレシピ本のアンソロジーはとても良いのです。

 

 

らく楽句集歌集なら俳句・川柳・短歌をもっと安く出版できる

「②句集、歌集、川柳集」の項目でも触れましたが、らく楽自費出版工房では俳句・川柳・短歌に特化した特別プランをご用意いたしました。

その名も「らく楽句集歌集」です。

 

俳句・川柳 300句まで、短歌 200首まで。

A5サイズ 扉・まえがき・あとがき・奥付なども含めて110ページの標準プランが100冊で¥92,500など、圧巻の価格です。

 

業界最安値を目指すらく楽自費出版工房だからこそできるプランですので、ぜひアンソロジーでも活用していただけたら幸いでございます。

 

「らく楽句集歌集」について詳しく見てみる

らく楽句集歌集

 

まとめ:アンソロジーで自費出版をすることで費用が抑えられる

自費出版は、高額な商品です。

一人で費用の全額を負担しようとすると、赤字のリスクもあり、あまり多くの冊数を印刷することもできません。

 

しかしアンソロジーなら、ページ数を増やして割安にすることも、出版部数を増やして割安にすることもできます。

出版部数が増えれば、Amazonへの出品だけでなく街の書店に流通させることができるというメリットもあります。

 

アンソロジーは、一緒に作る仲間を見つけるまでは大変かもしれません。

けれど、その苦労を上回る大きなメリットが待っています。

 

ぜひ概算見積から、一人で出版した場合の金額と、複数人で出版した場合の金額の差を体感ください。

概算見積では個人情報の登録は不要です。

 

そしてアンソロジーの仲間を見つけたら、ぜひお気軽にお問い合わせLINEからのお問い合わせをご利用くださいませ。

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