投稿日:2022.01.11 / 最終更新日:2022.07.05
自費出版と同人誌は何が違う?
出版に関して、よく疑問に感じられることとして、「自費出版」と「同人誌」は何が違うのか?ということがあります。
作った本を世の中に流通させるという点ではまったく同じで、その本が文芸書だろうが、ビジネス書であろうが、サイズがA4だろうが、B5であろうが、新書判であろうが、何ら関係はありません。ただ、決定的に違う点がいくつかあります。
どういうことか簡単ではありますが、ご説明いたします。
販売するのは誰なのか?
自費出版と同人誌の決定的な違いのその一つが、「販売するのは誰なのか?」ということです。
自費出版の場合、販売するのは一般書店・ネット書店です。もちろん講演会やイベントで自身で販売するということもありますが、基本的には流通を通じて販売する前提です。
では同人誌はどうかといいますと、基本的に自身で販売する前提です。コミックマーケットなどの同人誌イベントに参加して販売するのが主だった方法で、ほかには路上で手売りやメルカリなどのフリマサイト、ヤフオクなどのオークションサイト、STORESやBASEなどでネットショップを開設して販売するなどの方法もあるでしょう。いずれの方法も自身で販売するということに変わりはありません。
作るのは誰なのか?
自費出版と同人誌の決定的な違いのもう一つが、「作るのは誰なのか?」ということです。
自費出版の場合は、出版社がレイアウトの作成・装丁デザイン・印刷の手配と一通り作成・管理を行います。著者様は原稿データを渡して、内容の確認・校正の作業をすること以外は基本的には丸投げで進んでいきます。
それに対して同人誌は、そのすべてを自身で行わなければなりません。
結局どっちがお得なのか?
自費出版にしても同人誌にしても、メリットとデメリットがあるかと思います。
- 自費出版のメリット
本づくりの工程と販売の手間をお任せすることができ、時間を取られることがない
- 自費出版のデメリット
手間を削減できる分、レイアウト代やデザイン代などの費用は掛かる
- 同人誌のメリット
自身のやりたいことをやりたいようにすることができる
- 同人誌のデメリット
その分、手間暇をかけないと完成しない
結論
結局は何を優先させるかによるのだと思います。
売り方か、作り方か、かかる費用か……
自身にとって最高の選択は難しいかもしれませんが、「どっちがまし」かの選択を試行錯誤してみるのも悪くないのでは?
らく楽自費出版工房では、自費出版のほうがいいか同人誌のほうがいいかのアドバイスも可能です。
自費出版か同人誌かでお悩みでしたら一度ご相談ください。