投稿日:2022.05.30 / 最終更新日:2022.07.05

漫画を自費出版するための費用とやり方を解説【プロへの実績作りにも】

「自分の作品を世に出したい」

この記事にアクセスした方で、そう願ったことのない方はいないでしょう。

 

すでに漫画投稿サイトへ投稿したり、新人賞に応募したりしている方も少なくはないはずです。

けれど同時に感じるのが、プロとしてデビューするのは非常に狭き門なのだという現実ですよね。

夢を叶えるまでの大変なお気持ち、とてもよくわかります。

 

そこで筆を折る前におすすめしたいのが、自費出版という第三の方法です。

 

この記事では、漫画を自費出版する際に気になる費用面手順だけでなく、自費出版を足がかりにしてプロを目指せるメリットまでを解説いたします。

 

漫画を自費出版するための費用についてすぐに知りたい方は、こちらからだいたいの金額を計算することができます。

⇒【まずは無料で概算算出

 

お名前とメールアドレスの入力のみでお見積書も発行できますので、とりあえず費用感だけ知りたい方も、本格的に自費出版を検討している方も、お気軽にご利用くださいませ。

 

 

【費用を比較】漫画の自費出版の相場は?らく楽自費出版工房の費用と比較すると

 

自費出版は商業出版(いわゆる普通の出版物)と異なり、出版にかかる費用を全て著者が負担します。

(商業出版では、費用は出版社が負担します)

 

ここでいう出版にかかる費用とは主に

  • 編集デザイン費
  • 校正費
  • 印刷製本費
  • ISBNコード取得費
  • 書店流通手数料(AmazonはAmazon流通手数料)
  • 物流費
  • 消費税

などを指します。

 

これら自費出版にかかる費用を、らく楽自費出版工房と費用を公開している他社「X社」様とで比較してみました。

 

見積の条件は、漫画出版で一般的なサイズ、ページ数としており

  • B6サイズ
  • ページ数220頁
  • 印刷部数300冊
  • 本文モノクロ印刷
  • カバー+帯付属
  • Amazonにて流通

(その他個別オプションなどそれぞれのサイト別で設定できることがらは「おまかせ」や最安値になるような条件で比較しています)

 

見積の結果はこのようになりました。

 

 

X社様421,234円(税込)
らく楽自費出版工房344,000円(税込)

 

らく楽自費出版工房の方が、X社様よりもおよそ8万円安いという結果になりました。

今回は少数部数の300部としていますので1冊あたり約1146円と、一般的な漫画よりも割高になってしまっています。

しかしすでにSNSのフォロワー数が多いなど多くの部数を印刷しても売れることが見込めるのでしたら、さらに部数を増やして、安い単価で印刷することができます。

 

その他の条件で他社様と費用を比較した結果も別記事にて記載しておりますので、さまざまな条件での自費出版の費用感を知りたい方は、ぜひこちらの記事もご覧くださいませ。

⇒【自費出版の費用|内訳や相場、交渉のコツ

 

 

自費出版した漫画と同人誌との違いとは?ISBNコード・書籍JANコードの有無の違いは意外と大きい

 

自費出版も同人誌も、「個人で出版するのだから同じものじゃないの?」と思われている方もいらっしゃるでしょう。

たしかに、個人出版という点では似ている部分もあります。

けれど自費出版といわゆる同人誌では、大きな違いがあるのです。

 

それは、自費出版であればISBNコードと書籍JANコードを取得し、Amazonや書店で販売することができるという点です。

 

ISBNコードとは販売・流通する書籍には必ずつけなければいけない記号・数字のことで、書籍JANコードとは書籍用のバーコードのことです。

 

同人誌は即売会などのイベントや自家通販、同人誌を扱う専門店を利用して販売するなど販売方法が限られますが、らく楽自費出版工房での自費出版であれば、Amazonでの販売はもちろんのこと、オプション設定で一般の書籍での流通も可能になります。

いわゆる普通の本と同じ売り方ができるのです。

(※書店流通には別途手数料がかかります)

 

自費出版の漫画と同人誌、どちらも作家さんが主体になって製作していくという点では同じですが、出版後の売り方に大きな差があるのです。

これが自費出版のメリットにもつながってくるのです。

 

 

【夢への足がかり】漫画を自費出版する7つのメリットとは

 

漫画を自費出版することには、いくつかの大きなメリットがあります。

憧れの出版を実現することのメリットを、ここでは7つに絞って整理してみましょう。

 

  1. 両親や親戚などに出版の実績をアピールし、夢への本気度を信用してもらえる
  2. 編集に出版社の手が入らず、自分の納得する内容で出版できる
  3. 漫画を完結させ出版したという実績が、出版社へのアピールになる
  4. 出版部数(売上部数)によっては、プロデビューへのアピールへ強い後押しになる
  5. 商業出版の印税よりも高い割合の売上分配金を得ることができる
  6. (これまでのSNSや投稿サイト経由以外での)新しいファンを獲得できる
  7. 商業誌と違い打ち切りがないため、読者にも安心して応援してもらえる

 

自費出版は自分の意志さえあれば出版できるとはいえ、そこには大きな覚悟が必要です。

必要となる金額も、部数が増えればそれだけ増してしまいます。

 

しかしだからこそ、「自費出版といえ実際に出版した経験がある」ということは、さまざまな場面で大きな実績となるのです。

 

たとえば家族や親戚。

「漫画家になりたい」と言っても、それまでは「現実を見なさい」と一刀両断にされてしまっていたものが、自費出版し実際にAmazonに漫画が並んでいるところを見てもらえば、「本気なんだな」「よくわからないけれどすごいことをしているのだな」と感じてもらうことができます。

 

また、自費出版の実績自体が、プロデビューへの足がかりとなることもあります。

アマチュア漫画家でよくあるのが、漫画を書くことができても物語を完結させられない、自分の好きな場面しか書けないということですが、自費出版をすることで「物語をきちんと完結させられる作家である」というアピールになります。

また売上部数が多ければ、こちらも出版社への強力なアピールポイントになります。

 

自費出版は、あなたのファンである読者にとっても良い面があります。

商業出版ですと、売上げが悪ければ打ち切りという判断を下されてしまうことがありますが、自費出版であれば打ち切りはありません。

作者と読者が納得する最良の形で、物語を世に送り出すことができるのです。

 

「自費出版は費用が高額だ」というイメージがあるかもしれませんが、それに値するだけのメリット(リターン)が得られる可能性も秘められているのです。

 

 

【良いことばかりじゃない】漫画を自費出版する3つのデメリット

 

漫画の自費出版には、勇気を出して挑戦するだけのメリットがありますが、もちろんそればかりではありません。

いくつかのデメリットもあります。

 

デメリット①広告・宣伝は自分自身で行わなければならない

自費出版の費用には、広告宣伝費は含まれていません。

つまり、基本的には出版する作家様自身がSNSなどを活用して自分の漫画を宣伝しなければならないのです。

 

すでにフォロワー数が多いなど、有利な条件があれば宣伝は楽になるでしょう。

また、らく楽自費出版工房では出版した漫画をAmazonで流通させることができますので、レビューや口コミからの販売や、自動オススメ機能による宣伝効果も期待することができます。

そして、らく楽自費出版工房では、製作した本を弊社ウェブサイトにて公開し、そこからAmazonの当該ページへのリンクようにさせていただいてますし、TwiiterやFacebookを活用して、多少なりとも宣伝に役立つようにさせていただいています。

 

デメリット②プロの編集が入らないため、クオリティを上げることが難しい

これはメリットの裏返しでもあります。

商業出版では編集部の意向により著者の思い通りの作品に仕上げられないことがありますが、プロの編集の手が入ることによって、作品のクオリティを上げることも可能になります。

一方、自費出版では編集はもちろん、校正も自分自身で行わなければなりません

 

校正や校閲は、商業出版ではそれだけで専門の会社があるほど、技術を要する作業でもあります。漫画の場合、画がありますので、さらに技術を要するでしょう。

自分自身だけでの校正では、誤字脱字だけでなく、誤った情報を記載してしまう可能性も無いとはいえません。

誤字脱字に関しては、音読をしてみたり、画面上だけではなく印刷をした原稿を確認したり、親しい友人などにお願いをしてみることで、極限まで減らすことができます。

 

デメリット③赤字になってしまう可能性がある

自費出版では、本を作り流通させるまでに高額な金額を支払う必要があります。

本の販売価格は著者が決めることができますが、あまり値段をつり上げてしまうと、今度は売れにくくなってしまいます。

また、らく楽自費出版工房での自費出版では、書籍の売上げの50%を売上分配金として著者にお支払いし、残りの50%は経費として使用しております。

売上分配金

 

商業出版の印税が書籍代の10%~20%であることを考えれば売上げの50%がもらえるというのは大きな金額のようにも感じられますが、初期費用もかかることから、必ずしも儲かるとは言えないのが実情です。

 

それでも、自費出版には多くのメリットと何よりも「漫画家になりたい」という夢が込められています。

この記事では触れきれなかった自費出版のメリットについて【実はこんなにもあった 出版することで得られるメリット】のページにもまとめておりますので、自費出版をしようか迷われている場合には、こちらも参考にしてみてください。

 

漫画を自費出版し、Amazonや書店で流通させる方法

 

らく楽自費出版工房では、あなたの出版という夢を応援しています。

Amazonでの販売はもちろん、追加オプションで一般の書店でも流通させることができます。

 

手順はカンタン。

  • 見積・依頼・入稿
  • 金額の確認と契約
  • イメージをすり合わせるための打ち合わせ(web会議にて)
  • 原稿のレイアウトを作成し、著者校正
  • 装丁のレイアウトを作成し、著者校正
  • サンプルの送付・確認
  • 印刷・製本
  • できあがり

 

言うまでもなく、画はフォトショップなどでページに整えたものをご入稿いただけますようお願いいたします。セリフは後でこちらで差し込むのは問題ありません。

 

できあがった書籍は契約に基づいて、Amazonへの流通や書店取次業者への納品が行われます。

いよいよあなたの本が販売されるのです。

 

詳しくは【出版までのしくみ】のページをご覧くださいませ。

どのような工程であなたの漫画が出版されるか具体的にイメージができ、安心して自費出版を行うことができます。

 

まずは必要事項を選択するだけ、たった30秒でできてしまうカンタンな概算見積から、自費出版を考えてみませんか?

 

「また本当に自費出版するかわからないから」

「他にも気になっている出版社があるから」

という不確定な状態でも大丈夫です。

見積りだけであれば、個人情報の入力も必要ありません。

 

ここから、あなたの夢への一歩を踏み出してみませんか?

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