投稿日:2022.08.16
論文はレイアウトで評価すら変わる。失敗しない論文のレイアウト方法
論文には内容に関わらず、「読みやすい論文」と「読みにくい論文」があると感じられたことはないでしょうか?
内容はしっかりしていて、日本語も間違っていない。けれどなんだか読みにくい……。
そのような経験はありませんか?
一方で、内容がするすると頭に入ってくる。
とても理解しやすいと感じる論文もあると思います。
その差の原因は、論文のレイアウトにあるかもしれません。
読みやすい論文は理解しやすい、「論理が通っている」と感じられます。
一方で読みにくい論文は理解しにくい、「論理の筋道がうまく通っていない」と感じられてしまいやすいです。
つまり科学的な整合性があっても、その論文が「読みにくい」と感じられてしまうと、無意識に評価を下げられてしまうことすらあるでしょう。
論文が内容で正当に評価されるために、この記事では論文のレイアウトのコツについて解説いたします。
目次
あなたの論文が評価されないのは、レイアウトが原因かも?
論文を読んでいて、このようなご経験はありませんか?
一生懸命書いた論文でも、読み手にネガティブな印象を与えてしまっては、正当な評価は得られにくいです。
論文は強調すべき箇所を強調し、見出しの体裁を整え、図やグラフ・表を丁寧にデザインし直すだけでぐっと読みやすくなるのです。
すらすらと読める論文は、正当な評価を受けやすいです。
なぜなら、読みにくさがネガティブな影響を与えないので、本質的な内容だけで勝負できるからです。
卒論や大学院での研究発表など、論文が評価を受ける場では特にレイアウトが大切になります。
WordやExcelのデフォルトの機能だけで論文を書いていた方は、今すぐやめてください。
たった一手間の工夫で、あなたの論文の評価は劇的に跳ね上がるかもしれません。
論文を読みやすくレイアウトするコツ
論文を読みやすくレイアウトするには、いくつかのコツがあります。
一方で、避けなければいけないタブーもあります。
このような考えを一つでも持っていたら、今すぐその考えを捨ててください。
これらが論文が読みにくくなる原因の正体です。
文章への過剰な装飾も、装飾が足りなすぎることも、読みにくさの原因となります。
多すぎるのも、少なすぎるのも駄目といわれると、難しく感じますよね。
では一体、どのようにすれば読みやすい論文が書けるのでしょうか?
ここから二つのコツをご紹介します。
①見出しや強調する部分にメリハリをつける
読みやすい論文を書く上でまず大切なのが、メリハリです。
各章、各まとまりの見出しは、ただ太字に枠をつけただけといった簡素なものになっていませんか?
もしかして、フォントサイズを大きくして太字にしただけにしていませんか?
うっかり奇抜なフォントにして、本文から浮いてしまってはいませんか?
見出しがはっきりとするだけでも、「ここから先にどのような内容が書かれているか」が読者の頭にすっと入ってきます。
どのような内容が書かれているか予測できるだけで、論文の読みやすさ・理解しやすさが格段に上がります。
本文の中で重要部分を強調する時も、メリハリが大切です。
どこもかしこも太字にしたり、下線を引いたり、斜め文字にしたりしてしまってはいませんか?
強調に使う文字装飾は、最低限にしましょう。
過剰な装飾は、読み手にダラダラした印象を与えます。
書き手の意図としては強調したいのに、読み手側には強調がちっとも伝わらなくなってしまうのです。
一文全てを太字にするのではなく、文章の中でも特にキーワードとなる部分にのみ文字装飾を行います。
など種類がありますが、それらの使用方法に統一感がなければ、読み手は混乱してしまいます。
「単純な強調には太字」
「一般的な考え方に反論を提唱する場合には傍点」
など、使用ルールを決めて、過剰に使ってしまわないようにしましょう。
文字装飾にルールを決めると、自然と使用箇所が限られてきます。
「なんとなく」の強調から脱する。
それがメリハリというものです。
②グラフや表はデフォルト設定から脱する
論文には、グラフや表はつきものだと思います。
グラフや表を作る際、デフォルトの設定のままで作ってはいませんか?
もしくは、引用元のデザインをそのまま何も考えずに転用してはいませんか?
もちろん、論文を書く際に守らなければならない体裁はあるでしょう。
そのルールの中で、見やすく、理解しやすいグラフや表を作ることで、論文の理解されやすさが向上します。
工夫できる箇所はいくつもあります。
直線を点線にしたり、線の太さを少し変えたりするだけでも可読性が増す場合もあります。
わかりにくい表やグラフを使用していると、最悪の場合データを読み間違えられてしまう可能性すらあります。
そういった最悪の事態を避けるためにも、グラフや表のデザインには一手間をかけるように意識しましょう。
例えば、
こんな感じや、
こんな感じにしたり、
こんな風にすると一気に可読性・認識性が高まります。
Word入稿でデザイン・レイアウトまで請け負います。らく楽自費出版工房で論文を印刷
「デザイン・レイアウトを意識して論文を書こう」
そう言われても、実際に論文を書いている最中にはそんな余裕なんてないかもしれません。
提出期限や締切があったり、リアルタイムで実験と並行しながら論文を書いている場合もあるでしょう。
そもそも論文を書くということ自体が、体力と精神力を大きく摩耗する作業ですものね。
そのような方には、私たちらく楽自費出版工房がデザイン・レイアウトから印刷までまるっと全て請け負います。
らく楽自費出版工房はその名の通り自費出版をメインに扱っている会社なのですが、実は論文の印刷も受注しております。
Wordで入稿していただければ、見出しのデザインや表、グラフのレイアウトなどもらく楽自費出版工房にて適切なものを提案可能です。
章見出しや大見出し、小見出しのレイアウトはもちろん、図や表・グラフの作成もまるっと請け負うことができます。
自費出版の会社なので通常であればAmazonでの流通もお請けしておりますが、一般への流通を目的としない印刷物でもご依頼いただけますので、安心してご相談くださいませ。
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ISBNコードも付くので、教科書用に大学生協で販売ができます。
商業出版をされている大学教授の方では自身の著書を教科書に指定することがありますが、出版社との繋がりのない教授の方では、自身の伝えたいことを学生さんへ伝えるのが難しいですよね。
そのような場合に、らく楽自費出版工房を利用していただけると幸いでございます。
らく楽自費出版工房での印刷では、特に不要だと指定がない限り、ISBNコードの取得もコミコミの料金設定となっております。
ですので、大学教授の方などで論文を教科書に指定したい場合などは、ISBNコードをつけて、大学生協などで販売することも可能です。
Amazonへの流通は必須ではございませんので、印刷した部数全てを著者様へお渡しし、著者様から論文を大学生協などに卸していただければ、自分の講義を取る学生さんへ販売することができます。
もちろん、広く世に知らしめたい内容の論文でしたら、Amazonや一般書店への流通もお手伝いします。
あなたの論文を読んだ方が感銘を受けて、そこから新たな研究やお仕事に結びつく可能性もあるでしょう。
論文の内容や伝えたい相手に合わせて、フレキシブルに対応いたしますのでお気軽にご相談くださいませ。
読みやすい論文のレイアウトを依頼するなら、らく楽自費出版工房
ここまで、読みやすい論文のレイアウトについて解説しましたが、やはり書き慣れていない方には難しいことでもあると思います。
時にはWordやExcelの初期機能だけではなく、デザイン用のソフトを使ってレイアウトを作りたくなることもあるでしょう。
しかし、そういったソフトに不慣れな方には、とても難しいことであることも確かです。
読みやすい論文を書きたい。
ついでに印刷までお願いしたい。
そのような場合には、ぜひ弊社、らく楽自費出版工房にご相談くださいませ。
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