投稿日:2022.06.27 / 最終更新日:2022.08.10
画集を自費出版したい方へ。格安の費用で、よりアーティスティックに
絵画にはさまざまな種類がありますね。
水彩画・油絵・デジタルイラスト、それに版画や他にもさまざまな画材を使ったアート作品があるかと思います。グラフィティアートなどもありますね。
趣味でイラストを描くような方から、専門学校や美術大学を卒業し、本格的な芸術作品を仕上げている方まで、取り組み方にも大きく幅があるでしょう。
この記事では「画集を作ってみたい」と少しでも思ったことがある方に向けて、画集を作るための基本的な知識や、販売の方法について解説していきます。
目次
画集とは、デジタル/アナログ問わず絵画作品を一冊の本にまとめたもの
そもそも画集とは何でしょうか?
pixivなどのイラスト投稿サイトを利用される方ですと、「画集とは複数のイラストレーターさんの作品をまとめた作品集」というイメージを持たれている方もいらっしゃるかと思います。
それも間違いではありませんが、画集は、複数の作家さんの作品をまとめても良いですし、一人の作家さんの作品をまとめても良いのです。
「ゴッホやフェルメールとかの展覧会で売っている作品集だよね?」という方は、惜しいです。
それは図録といって、画集とは少し違うものである場合もあるのです。
(図録についての詳しい解説は、この記事では割愛します)
さて、改めて画集とは「画を集めたもの」という表記の通り、「複数の絵画作品を一冊の本にまとめたもの」です。
ここで言う絵画作品とは
- デジタルイラスト
- 水彩画
- 油絵
- 版画
- 切り絵
- 色鉛筆画
- 水墨画
など、どのような作品も含みます。
デジタル作品でも良いですし、アナログ作品でも良いです。
カラー作品でも良いですし、モノクロ作品でも良いです。
線画でも良いですし、グラフィティアートでも良いです。(公序良俗に反していたり、違法性のあるものはダメですよ)
複数のジャンルに跨がった作品集を出しても良いでしょう。
統一感がないのも、考え方によってはアリですよね。
また、作品についての解説を書き添えても構いません。
「作品タイトル」や「製作年月日」など、詳細な情報を載せることで、作者の思いが見る人により伝わる場合もあります。
イラストの横に短い詩を書き添えてみると、一気に作品世界に没入できる場合もあります。その作品を描いた背景や心情なども記載しているとうれしいですよね。
つまり画集とは、複数の絵画作品をメインにしてまとめた一冊の本と呼ぶことができるでしょう。
画集を自費出版するメリットは、自分の名刺代わりの作品集にできること
らく楽自費出版工房では、画集の自費出版も承っております。
カラー作品、モノクロ作品ともに印刷可能です。
(※アナログ作品の場合、自分で作品をスキャンしてデータを送っていただくか、弊社で作品をスキャンすることになります。弊社でスキャン可能なサイズはA3までです)
画集の製作、特にアナログ作品では原画からしか伝わらないニュアンスであったり、風格であったり、細部のディテールであったりがあるため、一冊の本の中に作品を込めることは作者様にとって一大事業となるでしょう。
そこまでして画集を自費出版するメリットは、出版した画集が「自分の名刺代わりの作品集」となってくれることだと考えられます。
多くの情報が溢れる現代社会で、絵画作品を作り続けて誰かの目に留めてもらうことは、とても大変なことです。
魂を込めて作り上げた作品でも、情報の波にさらわれ目立つことができないまま流されてしまうことも、しばしばあるでしょう。
しかし画集という一冊の本の形にすれば、我が子のような自分の作品たちを知ってもらうことができます。
「このような作品を製作しています」と人に手渡すこともできるので、ビジネスにつなげるチャンスを掴みやすくもなるでしょう。
同人誌のように自分の手で頒布するだけでなく、Amazonや書店に流通させることもできるので、それまで届かなかった層にアプローチできるチャンスが広がります。
自費出版をした画集の販売は、Amazonや書店だけでなく、個展での販売もおすすめ
らく楽自費出版工房で自費出版をご依頼いただくと、Amazonで販売できるほか、オプションで街の書店にて販売することも可能です。
(※書店での販売は300部以上)
ですが、画集の場合は個展で販売されることもおすすめです。
小さくても画廊を借りて、原画を展示し、作品の説明を添えてお客様に見ていただく。
生の作品に勝る説得力はありませんから、スキャンしたデータをインターネット上で見てもらうよりも、より真に迫った感動を与えることができるでしょう。
そして個展の場合、感想を生の声で聞けるのも魅力のひとつです。
作品について気になることや訊きたいことがあれば直接作者様に尋ねてくださることもあるでしょうし、自分の声で詳細な説明を加えることもできます。
そうして会場で作品に感動してくださった方たちが、画集を手に取ってくださったら素晴らしいと思いませんか?
Amazonや書店に配分する以外の、著者様自身でご利用される冊数も自費出版のご依頼時に決めていただくことができます。
個展の開催がすでに決定しているなど、他にも頒布したい場があるのでしたら、印刷した全ての冊数をお手元に残していただくことも可能です。
個展の来場者のリストを集めておいて、後日来場者の方々にお配りするような使い方をされる方もいらっしゃいます。
ご自身の手で販売される分とAmazonや書店で販売される分を自由に決められるのも、らく楽自費出版工房にご依頼いただくメリットのひとつかと存じます。
画集に風格を与えるなら、ハードカバーの上製本がおすすめ
せっかく画集を出版されるのでしたら、ハードカバーの上製本がおすすめです。
(上製本とは、表紙が本文の用紙よりも一回り大きいサイズの本のことで、硬い表紙のものです。ハードカバー≒上製本と考えていただいて大丈夫です)
本を持ったときの重みは増しますが、その分風格が上がります。
また、ハードカバーはソフトカバーよりも丈夫ですし、表紙に芯が入っているので、読者様のお手元でページが曲がったり折れたりすることを防ぐ役割も担ってくれます。
(現在らく楽自費出版工房ではハードカバーの料金表を掲載しておりませんが、ご相談を個別にいただき製作しております。
お問い合わせだけお気軽にしていただいても大丈夫ですし、他社様との相見積もりも歓迎しております)
ハードカバーに更にカバーを付けたり、帯を付けることもお好みで可能です。
カバーと帯が付くと、より一般の書籍風になります。
書店に並べることを考えられているのでしたら、帯に作品の説明や、作品を小さくピックアップした図を入れると目立ちますし、本を手に取ってもらいやすくもなります。
本文ページは、紙面いっぱいに作品を掲載しても、余白を作ってもどちらも良いでしょう。
作品に合わせて、余白を入れたり入れなかったり、メリハリをつけると飽きにくい構成になります。
紙面いっぱいのレイアウトには「ヌリタシ」と「ノドの隠れ」に注意
紙面いっぱいに作品を掲載する場合は、「ヌリタシ」が必要となります。
ヌリタシとは
本を裁断する際に白い部分ができないように、上下左右ともに3mm広いエリアまで塗り広げていただくことです。
また、大きな作品は見開きで掲載することもできます。
見開きの場合は、先ほどの「ヌリタシ」の他に「ノドの隠れ」も計算に入れなければいけません。
「ノドの隠れ」とは
本を綴じた時にページが重なり合う中央部分の隠れてしまうスペースのことで、おおよそ5mmほどが綴じられ開かなくなります。
そこから更に、ページを開いても見えにくい部分を3mmほど計算し、合計8mmの余白を作ると図がつながっているように見えます。
ご依頼時にわかりにくい箇所や不安な箇所がありましたら、どうぞご遠慮なくご相談くださいませ。
画集の製作で失敗しないように、ていねいにご説明させていただきます。
画集の自費出版でお悩みの方は、まずはお気軽にお見積りください
らく楽自費出版工房のサイトでは、ご依頼前にご検討しやすいよう、個人情報の登録ナシで【だいたいの費用がわかる概算見積】をご用意しております。
(カラーの印刷は、現在公開しておりませんが、7月より公開されます)
ページ数や部数、サイズなどを選択していただくとだいたいの費用が算出されますので、条件を変えて費用感を見ていただいて構いません。
また、こちらに【価格表】もご用意しておりますので、ページ数、部数、カバーや帯の有無などの条件ごとにどの程度費用が変わるのか、一覧でご確認いただくこともできます。
(カラーの印刷は、現在公開しておりませんが、7月より公開されます)
画集の場合は、個別にハードカバー仕様にしたり、変形サイズで印刷したりしたいという場合もあるかと思います。正方形で製作される方も多いです。
概算見積や価格表では費用感がわかりにくい場合もおありかと存じますので、そのような場合はどうぞお気軽にお問い合わせからご連絡くださいませ。
他社様との相見積もりも歓迎しておりますので、ご依頼が不確定な状態でも、ご連絡をお待ちしております。
ZOOMでの面談(ご相談)も承っておりますので、ぜひご利用ください【ZOOM面談はこちら(要予約)】