投稿日:2022.05.11 / 最終更新日:2022.07.05
ZINE・リトルプレスを自費出版したい方へ
現在はブログ・YouTube・FacebookやTwitterなどで情報を自由に発信できる時代になりました。
その情報の発信の仕方は、デジタルツールにとらわれがちですが、紙ツールでの発信も大活躍の時代です。
個人や小規模の団体が、低予算で発信できるツールとして大活躍なのが「ZINE」と呼ばれている冊子です。「リトルプレス」とも呼ばれています。
そのZINE・リトルプレスに関して詳しく説明していきたいと思います。
目次
ZINE・リトルプレスとは?雑誌なのでは?
定義があいまいな部分も多いですが、「個人や小規模の団体が少部数で製作する冊子・出版物」のことです。
何をもって小規模とし、少部数とするのかはものすごくあいまいですが、「一人でも気軽で出せる冊子」くらいにイメージしてもらえるといいかと思います。
ZINE・リトルプレスは雑誌かと思っている人が結構多いですが、ZINE・リトルプレスにルールはありません。法律違反や公序良俗に反するものでない限り、何でもアリです。伝えたいことをひたすら伝える、載せたいものをただ載せる…それでOKです。サイズも形も製本方法も何でもアリです。
「人の顔色は気にしない」それがZINE・リトルプレスのいいところです。
同人誌やミニコミ誌とは違う?
それほど違いはありませんが、同人誌はどちらかというと「物語」が主のものが多いです。ZINEやリトルプレスはもっと広域な範囲です。なんでもアリなので。
ミニコミ誌は、一つのコンセプトに基づいて作るという意味ではほぼ同じと言えますが、ZINEやリトルプレスのほうが、もっと自由と言えるでしょう。脱線も大いに結構なので。
ただ、「一人で気軽に出せる冊子」という観点で見ると、それほど違いはないでしょう。
なぜZINE・リトルプレスは人気がある?
現在のように、デジタルツールが発達し、デジタルコミュニケーションが双方向かつスピーディになっている時代において、紙を使ってコミュケーションを取っていくというZINE・リトルプレスがなぜ作り手も読み手も増えていっているのでしょうか?
その理由として考えられるのは「アナログ」だからではないでしょうか?
紙が持つ独特のゴワゴワ感やザラザラ感が指にまとわりついてくる感覚と、一枚一枚めくっていくジリジリとした感覚が、どこか人間に刻まれた感性で、本当は誰でもそういうのを求めているものなのではないでしょうか?
そして、スマホ全盛期において、指でパッと何でも調べられるお手軽な状況において、わざわざ本を出してページを広げないと読むことができないという全然お手軽ではない面倒さが、何か響かせるものがあるのだと思います。
だから出版不況と言われていても、本は出続けているし、私は本を作り続けています。
ルールは不要。でもコンセプトは一つだけ。
先ほども申し上げた通り、ZINE・リトルプレスにルールはありません。法律違反や公序良俗に反するものでない限り、何でもアリです。
だからと言って、頭に浮かんだものなら何でも載せていいかというとそれは違うかなと思います。
なぜなら、読み手のことを考えると、読み手にとって関心があることとないことが混在しているのは、読む人を遠ざけているのではないかと思うからです。
やはり、ルールは不要でも、コンセプトは一つに絞った方がいいと思います。
ファッションならファッションについて、音楽なら音楽についてのように、何かしっかりコンセプトを定めて、その中で自由に展開させるのがいいし、面白い冊子になると思います。
以前に、いろんな青椒肉絲をひたすら紹介・批評をし続けているZINEを読んだことがありますが、めちゃくちゃ面白かったですよ。
写真などを織り交ぜながら自由な発想でレイアウトを
ZINE・リトルプレスにルールはないと申し上げてきましたが、それは内容に関してに限ったことではありません。作り方にもルールはありません。
内容も自由ならレイアウトも自由です。人から変に思われてもお構いなしです。
モノクロでもカラーでも、それらが混じっても、何ら問題ありません。フォントがぐちゃぐちゃに混じっても問題ありません。
らく楽自費出版工房では、イメージの共有ができれば、そういう自由な発想にもお応えできますので、安心してお任せください。
ZINE・リトルプレスを扱っている書店があります
本来、本は書店で手に入れるもので、書店に本を並べるのは、それなりに敷居が高いもので、それは昔も今も変わりません。しかもそれなりの部数も必要になります。小規模で製作するZINE・リトルプレスにとっては、かなりの難易度です。
ですが、そんな高い敷居であっても、ZINE・リトルプレスを置いてくれる書店がいくつかあることがわかっています。
もちろん、持ち込めば100%店頭に並べてもらえるわけではないですが、交渉すればチャンスはあるかもしれません。
せっかく作ったZINE・リトルプレスですから、そういうとこにも相談してみるのもいいかもしれませんね。
なお、らく楽自費出版工房では、Amazonで販売することが1冊からでも可能ですので、Amazonで販売をご希望でしたらご相談ください。(流通手数料は無料です。ISBNコードは必須です。弊社でご用意します。)
ZINE・リトルプレスを販売して儲けることは可能か?
現実問題として、かなり難易度が高いと言えるでしょう。
もしあなたに、すでにファンなどがついていて、声を掛ければ買ってくれる人がいる…そういう状況にいる人ならば、それも利益を出すことはできるかもしれませんが、それでも「儲かった!」と言えるくらいの利益が上がるかと言われれば難しいでしょう。
詳しくは、らく楽自費出版工房ウェブサイトの小ネタ集の中の「自費出版は儲け(利益)は出る?」の中で計算シミュレーションを掲載しているので一度ご覧いただければと思います。
ZINE・リトルプレスを制作することで繋がるものがある
ZINE・リトルプレスを制作すると、人のつながりができてくることがあります。もしかしたら、これが一番楽しいかもしれません。
ZINE・リトルプレスのイベントなどもあっているところもあるようですし、SNSなどを通じて、ZINE・リトルプレスを発刊したことを配信すると、新たな出会いが生まれることはよくあることです。それは作り手の人たちも読み手の人たちも。
ファンになってくれる人ができれば、そのファンの方たちとの交流が、作り手の方とつながれば、同じような志を持つ者どうしの絆が生まれる。
そういう過程がたまらないから、ZINE・リトルプレスを出し続ける…そういう側面を持つ「メディア」なのかもしれませんね。
自身が「情報発信地」になりたければぜひZINEを作ってみましょう
もし、あなた自身が何かの「情報発信地」になろうと思っているのでしたら、ぜひZINE・リトルプレス作りに挑戦してみませんか?
YouTuberやブロガーなどとは一味違う体験がきっとできると思います。
らく楽自費出版工房は、そんな「ZINER」「リトルプレサ―」を応援します。
現在らく楽自費出版工房では、カラー印刷の出版・印刷・製本、上製本・ハードカバー・A5サイズ以上のサイズの出版・印刷・製本は料金表としてご提示はしておりませんが、お問い合わせから承っております。「ZINEを出版してみたい」「AmazonでZINEを販売してみたい」そういう風にお考えでしたら、ぜひご相談ください。合い見積も大歓迎!!
ZINE・リトルプレスを出版したくなったら、らく楽自費出版工房にぜひご相談ください。