投稿日:2022.04.19 / 最終更新日:2022.08.27
「ビリギャル」や「ドラゴン桜」のような学習法関連本を自費出版したい方へ
「ビリギャル」こと「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」や「ドラゴン桜」のような受験をテーマにした作品には人気があります。
受験戦争という厳しい現実の中にある、高校時代という青春。
フィクションであれ、ノンフィクションであれ、懸命に勉強をし、青春を楽しみ、そんな主人公を見ているだけで読者であるこちらまで勉強方法が身についたり、モチベーションが上がったりします。
受験をテーマにしたフィクション作品や、偏差値40から難関大学に合格できるような逆転勉強法を書いた参考書、また、自身の受験勉強を題材にノンフィクション作品を書いてみるのも良いでしょう。
そういった学習法関連本を出版したい方へ向けて、この記事では「ビリギャル」や「ドラゴン桜」に続く本の作り方を解説します。
目次
「ビリギャル」や「ドラゴン桜」に続く本の作り方
「ビリギャル」は原作タイトルの通り、学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格する話です。
映画化をされましたが、原作のノンフィクション小説もとても人気です。
「ドラゴン桜」はさまざまな受験テクニックや勉強法が作中で紹介される、漫画を楽しみながら勉強ができてしまう本です。
ドラマ化やノベライズもされ、こちらもとても人気の作品です。
これらに影響を受け、第二の「ビリギャル」や「ドラゴン桜」を作ってみたいと考える方も少なくないでしょう。
けれど、実際に書いてみるのは難しいことです。
題材は?
主人公はどのような人物にしよう?
実際の勉強法はどのように紹介しようか?
など、悩む場面も多いでしょう。
特に「ビリギャル」はノンフィクションということも話題になった理由のひとつです。
どうしてもノンフィクションじゃなければいけないのか? と悩まれる著者もいらっしゃるでしょうが、答えはNOです。
学習法関連本を書くにあたって、ノンフィクションか、フィクションかはあまり重要視すべき点ではありません。
第二の「ビリギャル」はノンフィクションじゃなくてもいい
「ドラゴン桜」が完全フィクションの漫画で人気が出ているので、第二の「ビリギャル」を作りたい著者の方も、安心してフィクション小説や漫画を書いても大丈夫です。
勉強に悩む主人公の境遇や、周囲の友人や恋愛関係、高校生ならではという青春をサブテーマに、受験において逆転できる勉強法を織り交ぜながら物語を描けば、立派なエンターテインメントになります。
読み物として面白く、勉強本として役に立つ。
それが第二の「ビリギャル」を成功させるための秘訣です。
ここからは第二の「ビリギャル」を成功させるために、フィクション版学習法関連本の書き方を解説していきましょう。
偏差値の低い主人公に感情移入してもらう
まず、どのような主人公にするかが大切です。
自分自身の受験体験を物語にするノンフィクションである場合を除いて、主人公を作ることは必ず通らなければならない難関です。
受験戦争で逆転合格をするという物語なのですから、主人公は偏差値が低く、勉強には積極的ではない性格の方が良いかもしれません。
ギャルやヤンキーではなくても、勉強にあまり熱心ではない性格や、人生における目標がなく、勉強を頑張るモチベーションが無いなどの状況はその後のストーリーを展開しやすいでしょう。
学習法関連本に自身の勉強の逆転要素を求める読者は、「現時点で勉強に悩んでいる人」です。
なので主人公は、勉強に悩んでいない秀才タイプではなく、勉強に困難を抱えた人物が良いのです。
どのような読者に読んでもらいたいかを想像して、想定した読者に近い性格の主人公にするというのも正解のひとつでしょう。
逆転して偏差値を上げられる勉強方法を取り入れる
学習法関連本のメイン要素は、ストーリー性ももちろんですが、独自の勉強方法であったり、受験対策であったりします。
つまり、「読んで役に立つかどうか」というところが重要です。
これらの学習法関連本とは、参考書を物語風にしたものといっても過言ではないかもしれません。
独自の勉強メソッドであったり、自分自身の受験勉強時に役に立った勉強法を紹介したりするのが良いでしょう。
「ドラゴン桜」など、特定の書籍でのみ言及されている勉強方法や格言をそのまま用いるのは、著作権侵害などの理由でのちのトラブルの元となるので避けた方が良いです。
反対に、特定の書籍だけでなく世間一般的に言われている勉強対策(例えば寝る直前に勉強すると、脳への定着率が上がるだとか)は特定の著作物によるものではないので、トラブルの元にはなりにくいです。
また、どうしても引用したい勉強方法がある場合は参考書籍として論文名や書籍名を巻末に記載するという手段があります。
有名な書籍だと既に読者が読んでいて「この勉強法は知っている」としらけてしまうかもしれませんが、まだ日本では広まっていない論文などを根拠にすると、知られていない勉強法を広めた人として多くの人から感謝されることでしょう。
勉強方法の紹介をメイン要素に据えるのであれば、日本ではまだ知られていない学習法や、あまりメジャーではない勉強のコツなどをあらかじめ調査しておくのも良いかもしれません。
勉強は何よりもモチベーションが大切
受験勉強にはテクニックが必要です。
ですが、それよりも大切なことはモチベーションです。
本を読んだ人が、勉強のモチベーションを上げられるように読後感を工夫することが何よりも大切でしょう。
物語の中では、
- 主人公が目標とする大学を見つける
- 将来就きたい職業を見つける
- 憧れの先輩と同じ大学に行こうとする
などの形でモチベーションを上げるのが素敵だと思います。
そして、「この主人公と同じように自分も頑張りたい」と思わせるような魅力的な逆転劇を見せるのです。
時につまずきながら、それでも夢に向かって努力を重ね、裏技のような受験テクニックを使ってどんどん偏差値や模試の点数を伸ばしていく主人公に、カタルシスを覚える読者は少なくありません。
「自分もこうなりたい」と思わせられたらこちらの勝ちです。
あなたの書いた本は、誰かの勉強の手助けになるのです。
物語性を取るか、学習法に振り切るかは著者の自由
「ドラゴン桜」は漫画としても面白いものですが、学習法に関しても抜けがなく、参考書としても使えるレベルに振り切っています。
一方で「ビリギャル」は、学習テクニックよりも学年ビリのギャルが頑張る姿に物語性を感じさせます。
どちらも読後・視聴後は「自分も頑張ろう」と思えるものですが、読者のモチベーションの高め方は両極端です。
どちらが正解というものはありません。
物語として面白いものを書こうとすれば、面白い小説を書くテクニックが必要になりますし、学習法に振り切れば、さまざまな学習方法に精通していなければなりません。
どちらに振り切るのも著者の自由です。
自分の得意な方を選び、最高の学習法関連本を書きましょう。
勉強に悩む学生は多いため、学習法関連本は需要が高い
勉強に悩む学生は多いです。
特に大学受験は、人生がかかっているというプレッシャーを抱いている人も少なくありません。
第一志望の大学に無事合格できるか、滑り止めの大学になってしまうかによって、人生が大きく左右されてしまうと恐怖心を抱いている人も多くいるでしょう。
だからこそ受験産業は大きいのです。
同様に、学習法関連本の需要も大きいといえるでしょう。
塾に通うよりも安価で簡単に読むことができる書籍であれば、忙しい学生さんでも手に取りやすいでしょう。
そして本を読むことで勉強に対する悩みが解消されれば、口コミで本の人気が広まっていくことも考えられます。
らく楽自費出版工房ではAmazonへの流通費用は当初から込みでの価格設定なので、スタートの段階で全国に広がる可能性があります。
Amazonで良いレビューが溜まれば、ベストセラーも夢ではありませんし、取材を受けたり、メディアに進出することもあり得ない話ではありません。
第二の「ビリギャル」を自費出版するために
第二の「ビリギャル」、第二の「ドラゴン桜」を出版してみたい、という夢はとても素晴らしいものだと思います。
勉強に悩む学生さんを救い、希望の大学に合格する手助けとなってくれることでしょう。
らく楽自費出版工房ではどのような本でも自費出版が可能です。
本のページ数やサイズなどの概要が決まっていれば、個人情報の登録は不要で概算見積をすることができます。
まだ全体像が未確定であれば、料金表からだいたいの費用感を知っていただくこともできます。
「このような本を出したいのですけれど」とお問い合わせやLINEでのお問い合わせからご相談いただくことも可能です。
ぜひお気軽にお問い合わせください。