投稿日:2024.01.29

料理本・レシピ本は、今や電子書籍の時代?

料理本・レシピ本は、今や電子書籍の時代?

 

近年、電子書籍が勢いを増しています。無料で閲覧できるマンガアプリや小説投稿サイトの利用が広がり、多くの人が日常的に電子書籍に触れているといえるでしょう。

 

このデジタル化の波は、料理本・レシピ本のジャンルにも影響を及ぼしており、紙の本から電子書籍へのシフトが見られます。

 

この記事では、電子書籍の需要とそのメリットに焦点を当て、料理本・レシピ本を電子書籍で出版する際の利点について詳しく解説します。

 

料理本やレシピ本を出版したい方々にとって、電子書籍は魅力的な選択肢の一つとなるでしょう。本記事を通じて、電子書籍の時代における料理本・レシピ本の新しい可能性をご紹介します。

 

電子書籍が勢いを増している理由と電子書籍化のメリットを解説

2007年にAmazonが初めてKindleを発売して以来、電子書籍市場は着実に成長を遂げてきました。

 

当初は専用の電子書籍リーダーが必要でしたが、技術の進化により、今ではスマートフォンやタブレットでも手軽に電子書籍を読むことが可能になりました。このアクセスしやすさが、市場の拡大を促しています。

 

電子書籍の最大のメリットは、出版コストの削減です。

 

紙の書籍と異なり、印刷や配送のコストが不要で、一度作成したデータは、追加コストなしで永続的に販売できます。また、発売後でも内容の修正や更新が容易なため、著者にとっては非常に柔軟な出版形態と言えるでしょう。

 

読者側の観点では、物理的なスペースを必要としないことが大きなメリットです。

 

何百冊もの本を持ち歩くことが可能であり、場所を選ばずに読書を楽しむことができます。

 

さらに、従来の紙の本では実現できない体験を提供できる点も、電子書籍の魅力の一つです。

 

このように、著者と読者の双方にとってメリットが大きいため、電子書籍の需要と供給は今後も増え続けると予想されます。特に、料理本やレシピ本などの実用書においては、その利便性がさらに際立っています。

 

電子書籍で需要の高いジャンルと、料理本・レシピ本の親和性について

現在の電子書籍市場は、主にビジュアルコンテンツが中心です。特にマンガは、オリジナル作品を掲載するアプリの増加に伴い、幅広い世代に受け入れられています。スマートフォンやタブレットでの閲覧の手軽さが、このジャンルの人気を後押ししています。

 

電子書籍市場において、小説のようにテキスト中心のジャンルよりも、マンガのように図表を多用する「視覚的要素を伴うジャンル」の方が需要が高いようです。この傾向から、電子書籍が視覚的な情報の伝達にも向いているということがわかります。

 

この観点から見ると、料理本やレシピ本も電子書籍との高い親和性を持っているといえるでしょう。料理本やレシピ本では、テキストだけでなく、豊富な写真や図表が活用されることが一般的です。これにより、読者は料理の手順をより簡単に理解し、実際に調理する際の参考にしやすくなります。

 

料理本・レシピ本を電子書籍で出版するメリット

紙の料理本・レシピ本は、はっきり言ってしまえば不便です。

 

作りたい料理のページを何度も開き直したり、開いたまま閉じないように止めたりすることが煩わしいと感じた経験のある方は少なくないでしょう。

 

「次の手順が見たい」と思ったときにページが偶然閉じてしまい、焦ってページを探すということも、「あるある」だと思います。これでは非効率ですよね。

 

その点、電子書籍では開きたいページを開いたままにすることに長けていますページが勝手に閉じてしまうこともありませんし、濡れた手で触って本が汚れてしまうこともありません。電子デバイスなら、水滴は拭けば簡単に取れます。

 

こうしたキッチンでの利用のしやすさは読者からの需要が高く、料理本・レシピ本を電子書籍で出版するメリットの一つといえます。

 

また、クックパッドなどレシピを投稿できるサイトも数多くあり、これらのサイトにレシピを投稿したことがある人も中にはいらっしゃるでしょう。

 

けれど、せっかく考えたレシピを無料で誰にでも公開することに抵抗感がある人も少なくないのではないでしょうか?

 

そのような方にとって、自分の考えたレシピを他人に見てもらう手段として電子書籍で出版するというのは良い選択肢の一つになり得るでしょう。

 

無料で広く公開するのではなく、著作権も守られた形でレシピを広めることができるというのも、料理本・レシピ本を電子書籍で出版するメリットの一つです。

 

料理本・レシピ本を出版するならどのようなものが売れやすい?

現代の電子書籍市場では、ただレシピを集めた料理本・レシピ本だけでは、他の多数の書籍との競争に埋もれがちです。成功するためには、本に明確な「コンセプト」や「個性」が必要です。

 

売れる料理本・レシピ本は、読者の特定のニーズや興味に応えることができるものです。たとえば、以下のようなテーマが考えられます。

 

  • 時短テクニック:忙しい日常の中で、短時間で美味しい料理を作りたい人向け。
  • 低カロリーでも満足感のある料理:健康やダイエットに関心のある人に適しています。
  • 予算500円で作るレシピ:経済的な制約があるが、美味しい料理を楽しみたい人へ。
  • 豪快な男の料理(男飯):シンプルかつ力強い味わいを求める人向け。

 

このように、特定のジャンルやテーマに特化した料理本・レシピ本は、その分野に興味を持つ読者に直接訴えかけることができ、より高い関心を集めることができます。

 

 「らく楽自費出版工房」での電子書籍の出版について

弊社、らく楽自費出版工房では長く紙の本の出版をお手伝いさせていただいておりましたが、AmazonKindleストアでの出版もお取り扱いを開始しました。

 

今後、対応するプラットフォームを増やす可能性はございますが、現在はKindleストア一本での対応とさせていただいております。

 

電子書籍の理想的なサイズとレイアウト

電子書籍を作成する際には、主に2つのフォーマットから選択することができます。

・リフロー型

・固定レイアウト型。

 

【リフロー型】

リフロー型はテキストを中心としたフォーマットで、読者がテキストのサイズを調節すると、行数や文字数が自動的に調整される柔軟なスタイルです。このタイプはテキスト主体のコンテンツに適していますが、画像や図表が多用される場合は、レイアウトが変わる可能性があるため注意が必要です。

 

【固定レイアウト型】

固定レイアウト型では、ページのレイアウトが固定されており、拡大縮小には指でのピンチ操作が必要です。このタイプは、デザインやレイアウトが重要な雑誌や絵本などに適しており、ページごとに精密なレイアウトを保持することができます。

 

料理本やレシピ本においては、リフロー型フォーマットの利用が一般的です。料理の完成写真は1ページを丸ごと使用して魅力的に表示し、レシピの詳細は次のページに掲載するのが自然な流れです。このアプローチにより、読者は写真を見ながらテキスト情報に簡単にアクセスできます。

 

Amazon Kindle用の電子書籍では、縦横比1:1.6のページサイズ比が推奨されています。

 

最低解像度は横625ピクセル、縦1000ピクセルで、この比率に基づいてなるべく解像度の高い画像を使用することが重要です。これにより、画像が鮮明で読者にとって魅力的なビジュアル体験を提供することができます。

 

制作料金と定価の設定

AmazonKindleで出版する際の制作料金は

《表紙作成》 ¥22,000~

《本文作成》 ¥22,000~(ページのボリュームによって変わります)

を目安に考えていただけると良いです。

 

最終的には、協議して決定となります。

 

本の定価は500円~1000円で設定するのが望ましいです。

 

印税の取り決め

印税につきましては、らく楽自費出版工房で普段の自費出版で「売上分配金」として提示している、「定価の50%」を採用しています。

 

紙の書籍・電子書籍で「売上分配金」の比率は変わりませんので、ご安心ください。

 

まとめ:電子書籍としての料理本・レシピ本の未来

電子書籍の普及は、これからも広がっていくでしょう。特に料理本・レシピ本のジャンルは紙の本よりも電子書籍の方が使い勝手が良いため、これまで紙の本を購入していた読者も、だんだんと電子書籍にシフトしていく可能性が大きくあります。

 

現在はまだ紙の本を単純にデータ化しただけという料理本・レシピ本もありますが、これからはより便利に電子書籍に特化したデータ形式(リフロー型)の料理本・レシピ本が増えていくでしょう。

 

オリジナルのレシピを作ってはいるけれど、無料で公開したくはないという方は、この機会に電子書籍での出版を考えてみませんか?

弊社ウェブサイト上で、電子書籍のページはご用意しておりませんが、お問い合わせいただければ対応させていただきます。


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