内容説明
人気シリーズ「妖魔伝説」の第四巻です。
可愛がって寵愛してくれた、ハリスさんとヒュースケンとの別れの時がやって来た、万延と文久時代のお話です。
日本にまだ「ホスト」や「アイドルスター」という言葉が無かった幕末期に、権力のある魅力的なパトロンと、美貌男性である天然ジゴロをメロメロにして、相思相愛にてお抱えする「唐人お吉」と言われた美少女の一生の内の、花盛りの時期の記録をここに遺しました。
国宝級芸能力と妖術(異性を虜にする美意識)を持っている美男美女が、若さと美貌が最高潮に煌めく時の、痺れて燃える(斉藤きちが降りて来て語ってくれた言葉を忠実に書き下ろした)ソウルメイトたちの恋の物語です。