猿たちの法廷

猿たちの法廷

著者名
:豊田旅雉
価格
:¥1760
出版社
:らく楽自費出版工房/つむぎ書房
ISBN
コード
:978-4910692883

内容説明

ハイキングに来た母子が、猿に襲われた。長男の怪我に怒った若い母親は猿を殺処分にしろとわめき立て、警察官は、刑法の解釈変更で猿でも逮捕できると説明する。
近代日本初の動物裁判が行われることとなり、ゆとり世代の若い裁判官は、言葉も通じない猿を相手にマニュアル通りの審理を進める。
検察官や弁護人、通訳人、傍聴人をも巻き込んだドタバタ裁判は、猿の父親までも出廷し大混乱。果たして判決の行方は……。  長い新聞記者経験を持つ著者による、異色ながら渾身のデビュー作。

 

大真面目でアリながら、本気で笑える一冊です。

この作品を読まないなんて……考えられない。

究極の風刺小説です。

著者紹介

豊田旅雉(とよだりょち)

 

1973年、千葉市生まれ。明治大学文学部日本文学科卒業。
千葉日報社で記者となり、警察、首相官邸、国会、省庁、地方行政、文化、スポーツなど、長年にわたり幅広く取材し、社会部キャップや次席などを務める。2020年に退社し、処女作『猿たちの法廷』でデビュー。『絞首台の下で踊れ』が「第13回金魚屋新人賞(辻原登奨励小説賞・文学金魚奨励賞)」最終候補に選出される。

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