投稿日:2023.04.14
《第2回らくむぎ出版コンテスト優秀賞受賞作》熱鷹―内陸空港の功罪― 本日発売
《第2回らくむぎ出版コンテスト優秀賞受賞作》熱鷹―内陸空港の功罪― 本日発売になりました。
テーマは「成田闘争」
成田空港は本年5月20日に開港から45年を迎えますが、国策により建設された内陸国際空港であるにも関わらず、現在でも航空機による騒音や航空機からの落下物の問題は後を絶ちません。この問題は現在進行形の問題です。外国人観光客の制限解除も図られ、さらには第三滑走路も新設、ターミナルの統一も予定されています。ここで今一度、内陸空港の現状というものを広く皆さまに知ってもらいたい、との想いから、より一般にも親しみやすいミステリー作品に置き換えて書きあげました。
■あらすじ
千秋国際空港で大型旅客機が爆破された。県警捜査一課の内藤は初動捜査に当たるが、捜査本部は手口から国際的なテロと断定し、捜査の本筋から外されてしまう。内藤に割り当てられたのは、空港内に無数にある防犯カメラの解析。だが、空港内のありとあらゆる風景を記録していたはずのカメラに、犯行の様子を記録したものは一つもなかった。本当に国際テロ組織による犯行なのか。四十年前の開港前夜、空港反対派による過激な反対運動があったが、今はもう、その火は完全に消えている。関連はないのか。もしも反対派なら、今さら何に反対しようというのか。内藤が頭を悩ませる中、厳戒の警備態勢をあざ笑うかのように二機目が爆破されるー
■著者プロフィール
豊田旅雉 Ryochi Toyoda
1973年10月5日、千葉市生まれ・在住。明治大学文学部日本文学科卒業。 元新聞記者。著書に『猿たちの法廷』(つむぎ書房)。『らえぬ女子の漂流』(つむぎ書房)。
『絞首台の下で踊れ』が「第13回金魚屋新人賞(辻原登奨励小説賞・ 文学金魚奨励賞)」最終候補に選出される。2023年、『熱鷹―内陸空港の功罪―』で、「第2回らくむぎ出版コンテスト」優秀賞を受賞。
↓↓Amazonの販売ページ↓↓
その他、千葉県内各書店でもお求めいただけます。